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__大して場所は離れていなかった。
もう既に救急車が到着しており
サイレンの音が響いていた。
_何も私の耳には入らなかった。
ただ1つ聞こえたのは
[ __…重症です___ 間に合うか如何か… ]
頭の中が真っ白になる。
「……A、」
「おい太宰!!急ぐぞ…!」
国木田くんに腕を捕まれ正気に戻る。
けれど、そこから先の記憶は正直無い。
__気づけば病院へと向かっていて。
病院へと着いて。
_私の前には眠るAが居た。
腕に数本の点滴。口元の呼吸器。
「…太宰、座らなくて良いのか。」
「そう、だね。」
腰を下ろす。
_何時もより身体が軽く感じた。
「__太宰。」
「何だい?」
「大丈夫か。」
__。
「……」
「太宰?」
「いや、何でもないよ。
…無事に目を覚ませば良いのだけれど。」
_もし何かあれば。
もしAに何かあったら。
もし、もう目覚めなかったら。
「…社長に状況を伝えてくる。
_お前も、無理はするなよ。」
「……うん。」
国木田くんが病室を出、
部屋には小さくAの呼吸音が響いていた。
「生きてる、よね。」
「A。」
返事は無い。
「私、心配でどうにかなりそうだよ。
…A、」
手を握る。
何時もより少し冷たい。
「…起きるよね?」
「ずっとこのままは嫌、だからね、」
「A。」
髪に触れる。
片手で少し指に掛け、サラサラと落ちる。
「朝まであんなに元気だったのに、ねぇ」
『……』
「…A?」
少し呼吸が動いた気がした。
『……ん、ぅ』
少し身体を捻り、瞳が開く。
硝子玉の様な瞳が私に止まる。
「…ッA、良かっ_
『…………誰……で、すか………?』
______息が、詰まった。
「…え、A…?? 私、だよ…?ほら、太宰_
『……誰、ですか、』
信じたくない。
起きたばかりできっとちゃんと見えていないだけ。
少しすれば分かるよ。
覚えてる。
覚えてるよね。
そう、だよね、?
___________________
大っっっっっっっっ変お待たせ致しました!!!!!!
土下座どころじゃないです本当…
待っていてくれた人が居るかは分かりませんが
お待たせしました本当に…
次こそは頑張りますので!!!!!!(フラグ)
またまた少し長くなりますが次回で多分この話は終わる筈!!!!!!です!!!!!!(((((
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くまさかな(プロフ) - 神作品をありがとうございます(スライディング土下座)リクエストしたいですがリクエストを考える脳がないので更新楽しみに待ってます!!! (2021年11月30日 22時) (レス) @page9 id: 53f59805d4 (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - 抹茶さん» またまた返信遅くなり申し訳無いです…←ご期待(?)に沿えていて良かったです….!! (2021年11月15日 19時) (レス) id: 238271db5a (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - Ruiさん、お話読みました!やっぱり最高です^ ^体調悪い中本当ありがとうございます!これからもRuiさんのペースで更新して行って下さい!応援してます! (2021年11月8日 21時) (レス) @page8 id: b78242deb3 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 早く続きみたいです (2021年11月7日 22時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - Ruiさん!ありがとうございます、宜しくお願いします! (2021年11月5日 21時) (レス) id: b78242deb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rui | 作成日時:2021年10月27日 22時