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『……』
太宰さんがお風呂に入っている間、
私は今日の事を思い出していた。
…思い出すと言っても今日の事なのだけど。
『なんか忘れてると思ったら依頼……』
すっかり肝心の依頼についてを忘れていた。
何してるんだろ(切実)
『いやまぁ初日……だし?』
初日なんて言えばこれはいつまで続くのだろうか。
……なんだかもう嫌な予感がしてならない。
『これ下手したら解決まで数ヶ月掛かるのでは…』
いやでも国木田さんがいる。
何とかなる。多分。
___洗面所の扉が開く音がした。
「Aー次どーぞ」
『あ、はい…お借りします……』
………意外と早かったな…
「A今もしかして依頼のこと考えてた?」
『…何で分かったんです_
「普通そうじゃない?
だって今日依頼の為に来たんだもの。」
『分かってたなら何で今日依頼について進めなかったんです!結局今日何もして無いじゃないですか…』
「都合が良いじゃない?
…仕事がサボれて
増してや好きな子を泊めれるなんてっ!」
やっぱりか…
『国木田さんに連絡しなくて良いんですか?
…というか国木田さんからもう連絡来てるんじゃ_
「それは大丈夫ッ!!しっかり電源切ってるもの♪」
…国木田さん………なんか可哀想……
「なんだいそんな顔して!Aとせっかく2人きりなのだよ?!邪魔されたくないのは当たり前じゃない?!」
『…貴方仕事で来てるんですよ???』
「分かってるよ!」
『じゃあなんで今日は依頼について進めなかったんです!』
…これ私が言うことじゃ無い気が……
「今日はAの安全を確保出来たからいーの!
ほら!お風呂いってらっしゃい!!!」
『え、ちょっと待_
急に背中を押され洗面所に入る。
後ろで扉が閉まる。
…………………
それにしても
元ポートマフィア最年少幹部がこれとは…
『………国木田さんも大変だなぁ…』
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か - めっっちゃ好きです (2021年9月22日 5時) (レス) @page20 id: c53e6fc030 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rui | 作成日時:2021年8月4日 11時