Prince of volleyball .

# 13 ページ13

弟視点 .









" 石川祐希連れてこい、先輩とご飯行くぞ "









そう連絡を送ってきたのは3つ上の姉(外見だけ見ると兄)である、大路A。


姉ちゃんが言う、先輩って？いや、そもそもなんでご飯？石川祐希も行くってどういうこと？


姉からの連絡は疑問しかなかったが、久しぶりに姉と過ごせる、と聞けば答えはYESしかない。


…石川祐希を姉に会わせるのはとても億劫だが。


石川祐希は柳田将洋に憧れを持っている、世間にも広く知られている事だけれど、それ以上にアイツ(石川)は俺の姉に憧れてる。


合宿で一緒になった時、同じ部屋で、寝ずに姉と柳田選手の話をされたから間違えてないと思う。


それに。


年上があんまり得意じゃない俺と違い、祐希先輩は年上との距離の詰め方が上手い。


姉は人見知りだから相手からグイグイ来られるほうが気兼ねなく話せると言っていたし。


はぁ…断ってくれないかな、祐希先輩…









｢ あ、祐希先輩。今帰る所ですか？ ｣


｢ ん、隼人。そうだけど…どした？ ｣


｢ ご飯、食べに行きません？無理だったら断って全然良いんですけど ｣


｢ ご飯〜？なんでそんな断って欲しそうなの(笑) もう試合も終わったし断る理由なくない？ ｣


｢ …あ、ソウナンスカー。姉に連絡し…あ ｣


｢ …は？姉！？Aさん来んの！？！え、ちょっと待って！？！！！なんで俺のこと！！！ ｣









痛い…、そんな揺さぶられたら俺の首がもげる。確実に。


だから嫌だったのに。いやまあ、姉はコイツと会ったとこがないからアレなんだけども。


…そういや、姉ちゃんは慶応大だよな？


これで柳田選手が姉ちゃんの言う先輩だったら、俺、石川祐希のうるささで死ねるかもしれない。


…待って、なんか嫌な予感する。









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投稿サボってすいません(^^;;









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