検索窓
今日:1,461 hit、昨日:407 hit、合計:34,131 hit

ページ16

.







「Aちゃんが聞きたいわけではないんや?」





『えっ、と....』







小「お前なにちゃっかり隣座ってんねん」






ヘラヘラと笑いながら戻ってきた小島くんと、
隣には少しびっくりした顔の友達。




「ちゃうって、充電してんすよ」


「ごめんなさい、ちょっと席借りてます」




充電中のスマホを友達に見せ、自分の席に促す。


自然と男女交差した形のテーブルで
私は勝手に気まずくなって友達の顔を見れない。





小「まあええわ、合コンぽくなってきたし」


佐「こんな可愛い人らと普段話せることないすもんね」





その言葉に、え〜そんなことないよね〜と嬉しそうな友達。

それに少しほっとしながら、氷で薄まったウーロンハイに口をつける。





友『じゃあ2人とも好きなタイプは!』


小「俺ピチピチタートルネック似合う子」




なにそれ!!って笑いながらも、佐野くんは〜?って完全にロックオンしている友達。





佐「でも俺お姉さんの服装とか好きっすよ、髪型とかも」


友『え、うそほんとに!?どうしよ!』






あからさまに照れる友達に、笑う佐野くん。

その横で、私の心臓がどくんと跳ねる。



見えないところで、佐野くんの指が私の手に絡んだ。








佐「かわいいっすね、照れてるとこも」







友達に言ってるんだ。

そう思っていても、強く絡む指のせいで、
鼓動がおさまることを知らない。







『あ、ちょっと電話、』






耐えられなくなって、思わずスマホを片手にその場を去る。



トイレの前で心臓を落ち着かせて、このまま帰ろうか迷っていた。










「電話、かかってきてないくせに」







その声に振り向くと、口角を上げて意地悪そうに笑っている佐野くん。








『戻った方がいいよ、』


「なんで」



『だって、友達が、』





「俺はAちゃんがタイプなんやけどなぁ」


「お友達の名前すら知らんし」







徐々に距離をつめて、私のスマホに手をかける。










「教えてや、連絡先」










fin









(一方その頃気まずいこじけん)

番外→←協力?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
354人がお気に入り
設定タグ:Aぇ!group , 正門良規 , 佐野晶哉   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まる??(プロフ) - オリ/フラ外し忘れてますよ。違反になってしまうので気をつけて下さいね!💦 (1月13日 8時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無名 | 作成日時:2024年1月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。