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「すみません、1-A瞬木の父です」
迎えに来るよう呼んですぐ、男は現れた。
瞬木
都内の大学病院に勤める医者だ。
多忙のため家にいる時間は少なく、娘であるAとの接触も少ない。
会話もしない日が多い。
「やっと来たね。
いくら忙しくたって、娘の面倒見れないんじゃダメだよ。」
明は、通された客室でリカバリーガールと話していた。
家に送ったらまたすぐ、仕事に戻ろうと考えていた彼は その言葉に反応した。
「Aは自分のことぐらい自分でやれます。
そもそもあなたには関係ないでしょう」
「……あの子がね、今日初めて助けを求めたんだ。
ずっと一人で抱えてたものを、誰かと共有しようとしてる。
誰かを頼ろうとしてる。
それにアンタが選ばれなかった事、おかしいと思わないかい？」
立ち上がろうとしていた腰を下ろし、少し前のめりになる。
明は驚きを露わにし、焦った様子で机に手を置いた。
「あの子は…！Aは何て！？」
「まだ何も。
あの様子じゃ無理だろうから、また今度話を聞く機会を設けるつもりだよ。
聞かれてマズイ事でもあるのかい」
「…いえ………いや、それも、ありますが…」
途切れ途切れに話す明をもどかしいと感じたリカバリーガールは、溜息を吐いた。
似た者同士だねえ、とお茶をすする。
「あの子なら今のクラスで上手くやってるよ。
友達も作って、楽しそうにヒーローを目指してる。そこだけ見れば''普通の''生徒。
けどアンタらは、子供に背負わせちゃいけないもの、背負わせてるよ……。」
___わかってるだろう。アンタも。
明は頷き、頭を下げた。
「俺からも頼みます。
あの子を………Aを、助けてやってください…」
「頭を上げな。
少なくとも父親のアンタにも責任はあるんだろう。
なら、しっかりするんだ。
ちゃんとあの子を守ってやりな。
あの子だってまだ、15歳の子供なんだから。」
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COCO CORON(プロフ) - いえ、面白かったです！！！ (2019年8月4日 20時) (
レス) id: 7374e01130 (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - COCO CORONさん» なんと…！個性の設定から決めさせていただいた名前だったのですが、もしかしてそのせいでお話しに集中できませんでしたか…！？大丈夫だったでしょうか…？複雑なところもあったかとは思いますが、お読みいただきありがとうございます(^ ^) (2019年8月4日 19時) (レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
COCO CORON(プロフ) - 夢主の母親と名前が同じだ涙 (2019年8月1日 16時) (レス) id: 7374e01130 (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - シエルさん» はい！そうです(^ ^)ちょうどそのお話を書いている時にそのアニメを見ていたので、影響されてしまったらしく…（笑）このお話を読んでくださり、ありがとうございます！ (2018年8月14日 1時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
シエル - 脳が震えるはリゼロのペテルギウスですか？ (2018年8月13日 0時) (レス) id: 6b2fa3f0c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年8月26日 21時
