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試合が始まってすぐ、会場は熱気に包まれた。
瞬木は芦戸等のように一瞬で終わらせず、
爆豪の斜め上へとトび、蹴り飛ばす。
突然の攻撃に爆豪は目を大きく開いた。
「テメェ…！」
『こっちだ、爆豪。』
またもや爆豪の側へとトんだ瞬木に、
ボンｯ！と大きな爆破が命中する。
右腕で爆破を防ぎながら着地した瞬木。
場外ではないが、包帯を巻かれていた腕は爆破によりボロボロになっていた。
やめろと相澤は支持するが瞬木は爆豪への攻撃を止めない。
長年にかけて鍛えられた体術と''個性''は、確実に爆豪を苦しめていた。
ジリジリと見え始める差に、爆豪は焦りだす。
『さて、もう''個性''はいらないか。』
「__________は？」
何度も爆破を食らった右腕は目も当てられない姿に。
しかし痛みに顔を歪ませることなく、平然とした態度で立つ瞬木に、相澤は危険を感じた。
「これ以上無茶をすれば腕は使い物にならなくなる…
片手を失うことがヒーローにとってどれだけの損失か、わかるだろ！
今すぐその試合を止めろ！」
「…余計な事を……」
刀斬は会場に背を向けた。
もう見るまでもないということだろうか。
『やめてくださいよ？ミッドナイト先生。
止めるなんて、爆豪だって嫌だろ？』
「私たちには生徒を守る義務があるのよ…！」
服を破き''個性''を発揮させるミッドナイトだったが、瞬木はそれすら防ぎにかかる。
『俺は、まだ……』
抵抗しようと手をミッドナイトに向けた瞬木が一瞬で止まる。
そして観客は悲鳴を上げた。
瞬木を斬る一本の刃と、宙を舞う血飛沫は、瞬木のモノだった。
「恥を知れ、愚作。」
瞬木の背後には、刀斬が片手に血塗られた刀を持ち立っていた。
瞬木はゆっくりと目を閉じていく。
ミッドナイトの''個性''の効果だろう。
「情けない姿を晒すなと言ったというのにこの有様。
何度言わせれば気がすむ。
愚作にも程がある。」
瞬木は保健室に運ばれ
結果は瞬木の戦闘不能により 爆豪の勝利となった。
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COCO CORON(プロフ) - いえ、面白かったです！！！ (2019年8月4日 20時) (
レス) id: 7374e01130 (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - COCO CORONさん» なんと…！個性の設定から決めさせていただいた名前だったのですが、もしかしてそのせいでお話しに集中できませんでしたか…！？大丈夫だったでしょうか…？複雑なところもあったかとは思いますが、お読みいただきありがとうございます(^ ^) (2019年8月4日 19時) (レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
COCO CORON(プロフ) - 夢主の母親と名前が同じだ涙 (2019年8月1日 16時) (レス) id: 7374e01130 (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - シエルさん» はい！そうです(^ ^)ちょうどそのお話を書いている時にそのアニメを見ていたので、影響されてしまったらしく…（笑）このお話を読んでくださり、ありがとうございます！ (2018年8月14日 1時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
シエル - 脳が震えるはリゼロのペテルギウスですか？ (2018年8月13日 0時) (レス) id: 6b2fa3f0c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年8月26日 21時
