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□matatagi side□
「何言ってんだお前」
『それ俺も思った。』
大声出して少しだけ息がきれる。
目の前の轟は少し迷惑そうだ。
やめてその目。俺の精神的何かが壊れる。
『お前さ、俺のこと避けてるじゃん』
「………悪い」
『あぁ自覚あるんか！！』
あっさりと認める轟に俺はツッコまずにはいられない。
ここは教室だ。周りは俺たちに視線を集めている。痛い。視線痛い。
『じゃあ聞くけど、何で避けたんだ。
俺、何かした？』
「いや、お前は何も悪くねえ。
悪かったな、避けるような真似して。
これからは普通に接する」
その言葉に納得のいかない俺は、椅子に座る轟の頭を掴みニッコリと笑う。
____いい加減にしろよ。
教室の空気がヒヤリと凍るような感覚。
相澤先生のように巻かれた右腕の包帯を外していく。
それが外し終わったら次は腹。
傷跡が酷く残る腹の包帯を外し、轟に見せる。
顔を歪めたのがわかった。
『これは俺の責任だ!!
お前があの場にいようといなかろうと、俺のやったことは変わらない!!!
お前が何を責任感じてんだよ…！』
「それでもお前は、泣いていた。」
『……………は？』
轟は何かを言い始めたが、俺の頭には入ってこなかった。
泣いてたら救けるのか。他人なのに。
何でだよ。ふざけるなよ。そんなヤツがいてたまるか。
だって、
だとしたら俺の今までに出会ってきた人間は何だったんだよ
泣いても、
喚いても、
苦しんでも、
痛がっても、
誰も俺を救けてくれなかったのに
「………オイ、聞いてるのか」
『ああ……お前、本当、ヒーローに向いてるわ…』
( 俺とは全然違う。
俺は敵に誘われるようなヤツだ。 )
「何の話だ」
『俺………何で
「は………？」
『敵の方が、よっぽど似合ってんじゃないかなぁ………』
誰かを救けるために動けないヒーローなんて
聞いたことないよ。
.
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おむらーす(プロフ) - 海乃さん» わぁあっほい…！ありがとうございます!!(大声)笑 (2017年4月24日 17時) (
レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
海乃(プロフ) - 是非、押させていただきます。(小声)笑 (2017年4月24日 8時) (レス) id: 48d7b38e5a (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 優さん» 私にはもったいないお言葉です…ありがとうございます…！面白いですよね〜、DAYS(^-^) (2016年11月1日 23時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
優 - すごい面白いですね。自分に文才分けて欲しいです。DAYS好きです。 (2016年10月31日 21時) (レス) id: 0b03a041de (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - リオンさん» ありがとうございます！リオンさんの優しさに感動してうるっときました…！！応援ありがとうございます！大きなお世話なんかじゃないですよ！すっっごく嬉しいです！(^^) リオンさんも気をつけてください！ (2016年8月17日 3時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年8月7日 0時
