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□少しグ ロめになります。
苦手な方はご注意ください。
「生きるべき道って………」
『簡単な事です。
‘‘ 俺にはその道しか用意されてなかった ”
たった、それだけです。』
瞬木は立ち上がり、椅子に手を添えミッドナイトを見た。
帰るという合図だ。
それを察したミッドナイトは瞬木を椅子に戻す。
「ちょっと待ちなさい。それだけじゃ意味が…」
『意味とか、そういうのじゃないんですよ。
俺はそうするしかないんです。
知ってますよね、俺の家…
「…ええ」とミッドナイトは深刻そうな顔をする。
そんな身構えなくていいですよ、と瞬木は笑うが逆効果。
つい先日まで中学生だった少女に、重いものを笑顔で話させる。その異常さにミッドナイトは冷や汗をかいた。
『知っての通り、俺の家は結構有名な家柄でして。
その本家は跡取りとなる息子を必要としてたんです。
けど、産まれたのは
俺の母親も必死になって男の子を産もうと頑張りましたが、ことは上手くいかず流産が続き
期待は重くなり、重責となり
どんどん母は弱って、弱って
壊れました。
俺は、天井からぶら下がる母を見ました。
酷く臭う悪臭に、真っ白になった母の顔
今でも、思い出します。
目を開くとそこにはいつも母がいて、その姿はまるで、俺に見せつけるかのように
「お前のせいだ」と言うように
俺の部屋で、死んでいたんです。』
大勢の職員がいるはずの職員室は静まり、
目の前に座るミッドナイトは下を向き、表情は見えない。
こうなるから嫌なんだと、瞬木は眉を下げ、笑う
顔を上げたミッドナイトは、そんな瞬木の表情を見て
抱きしめた。
『…せん、……』
「泣けばいいじゃない！
何で笑うの！アンタら子どもは泣くのが仕事でしょう！！」
『それは赤ちゃんの仕事ですよ。』
へらりと笑う瞬木を更に強く抱きしめる。
瞬木はそれでも表情を変える事なく、静かに笑う。
「それでも私ら大人から見たらまだまだ子どもなのよ！
少なくとも今！アンタは笑うべきじゃない…！」
瞬木はミッドナイトの肩に触れる。
『俺はね、
悲しくないんですよ、別に。』
だから涙はでないんだ。
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おむらーす(プロフ) - 海乃さん» わぁあっほい…！ありがとうございます!!(大声)笑 (2017年4月24日 17時) (
レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
海乃(プロフ) - 是非、押させていただきます。(小声)笑 (2017年4月24日 8時) (レス) id: 48d7b38e5a (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 優さん» 私にはもったいないお言葉です…ありがとうございます…！面白いですよね〜、DAYS(^-^) (2016年11月1日 23時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
優 - すごい面白いですね。自分に文才分けて欲しいです。DAYS好きです。 (2016年10月31日 21時) (レス) id: 0b03a041de (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - リオンさん» ありがとうございます！リオンさんの優しさに感動してうるっときました…！！応援ありがとうございます！大きなお世話なんかじゃないですよ！すっっごく嬉しいです！(^^) リオンさんも気をつけてください！ (2016年8月17日 3時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年8月7日 0時
