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連絡先を手に入れ、瞬木に電話をかける。
この方が早い、そう轟は考えていた。
『はい、瞬木です………』
電話の向こうから咳混じりに声が聞こえる。
弱々しい声だ。
「轟だ。
もう熱は下がったのか？」
『！
あ、あー、微妙。
朝下がってたんだけど、また上がって……
それにしても轟、どうした？』
少しの沈黙、ビニール袋の擦れる音。
「今、お前の家の近くに来た。
1-Aの皆からの見舞い品と、宿題のプリントがある。
…………会えるか？」
なるほどね、と瞬木は笑った。
そして、「いいよ」と応える。
『その代わり少し待って。
家の前に着いたら、そこで待っててくれる？』
「ああ」
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『悪い、お待たせ。』
いつもは１つにまとめられた髪は解かれ、
ゆるめの部屋着を着た瞬木が、玄関のドアを開けた。
そして轟の持つ荷物の量に「うわ」と若干の悲鳴をあげる。
『これ……ほとんど宿題？』
「いや、ほとんど見舞いだ。」
瞬木は2袋あるうちの一袋を持つと言ったが
轟は「いいから案内しろ。」と言うことを聞かなかった。
案内と言っても轟は一度瞬木家に、しかも最近訪れているので
ある程度は覚えていただろうから、きっと彼なりの気遣いなのだろう。
『……これは、あれかな。
峰田ってやつだろ。
これは女子か？いちごオレ…
ゼリーもあんじゃん。スポドリも……
えっ、リンゴなんてあんの雄英。』
瞬木は轟から袋をもらうと、早速中身を確認し始めた。
嬉しそうに笑いながら、瞬木は１つ１つ手に取っていく。
短期間で大量の見舞い品。
袋いっぱいになる程集められたのは、瞬木の人柄が成すものだろう。
もし爆豪が同じような状況に陥っても、ここまではいかず切島らが同情も兼ねてのそれを渡しに行くか行かないか、
それこそ担任に頼まれなければ行かないくらいだ。
『轟からは無いの？お見舞いの品。
それと袋の中、見舞いのと宿題も入ってるけど………もう片方の袋は何が入って…』
「お前、今朝から何か食ったか？」
『いや……ずっと寝てた、から…』
「ならちょうどいい。
…俺の見舞い品はおかゆだ。」
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おむらーす(プロフ) - 海乃さん» わぁあっほい…！ありがとうございます!!(大声)笑 (2017年4月24日 17時) (
レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
海乃(プロフ) - 是非、押させていただきます。(小声)笑 (2017年4月24日 8時) (レス) id: 48d7b38e5a (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 優さん» 私にはもったいないお言葉です…ありがとうございます…！面白いですよね〜、DAYS(^-^) (2016年11月1日 23時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
優 - すごい面白いですね。自分に文才分けて欲しいです。DAYS好きです。 (2016年10月31日 21時) (レス) id: 0b03a041de (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - リオンさん» ありがとうございます！リオンさんの優しさに感動してうるっときました…！！応援ありがとうございます！大きなお世話なんかじゃないですよ！すっっごく嬉しいです！(^^) リオンさんも気をつけてください！ (2016年8月17日 3時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年8月7日 0時
