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□matatagi side□
【使わなければいけなかった】
そんな理由が欲しかった。
俺は‘‘ 個性 ”が嫌いだ。
俺の‘‘ 個性 ”が嫌いだ。
けれど
嫌いな‘‘ 個性 ”を使えない自分はもっと嫌いだ。
だからチャンスだと思った。
無理にでも使うことのできる今が、
『離せよ
怪力
もちろん、俺も一緒に
とりあえずは逃げ切れた、そう、安心した時
『___ｯ!』
「瞬木くん!!」
「瞬木！」
嫌な音がした。
きっと折れた。
ダメになった。
もうこの腕は使えない。
痛い。
けど
生きてる。死んでない。なら、立てよ。
____立たなきゃ、捨てられる。
『俺、まだ、できますから、』
口癖になった言葉が、次から次へと意図せず出てくる。
嫌な癖だ。
けどおかげで、腕の痛みで、
目を開いたことからの頭痛は治った。
『俺さ、驚く程機嫌が悪いんだ。
だから、間違って殺しても怒らないでね。
お前らが悪いんだよ？このタイミングで攻めてきた、お前らが』
手に持っていたゴルフバッグに似た大きなカバンを引きずりながら敵に近づく
金属音がカチャカチャと鳴り、俺の耳に届く
俺を投げ飛ばした敵は、相澤先生をまた殴ろうとしていた。
『離れろって…
言っただろうが！！！』
数十本にもなる針 全てをソイツの体内にトばす。
腕の痛みで少し標準がズレた部分もあったが、針は確実にソイツに刺さった。
「お前………」
手がたくさんついた男が俺を見る。
その目はとても楽しそうに、俺を捉えていた。
「空間移動……お前が……瞬木Aかぁ…」
まるで小さな子どもが新しいオモチャを手に入れたかのような
純粋で、狂気に満ち溢れた視線を俺に送る。
ただ、そんなことはどうでもよかった。
アイツは今、確実に、俺の名を呼んだ。
「お前、
不敵な笑みを浮かべて、
「脳無、」と俺を指差した。
____お前を連れて帰ろう。
.
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おむらーす(プロフ) - 海乃さん» わぁあっほい…！ありがとうございます!!(大声)笑 (2017年4月24日 17時) (
レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
海乃(プロフ) - 是非、押させていただきます。(小声)笑 (2017年4月24日 8時) (レス) id: 48d7b38e5a (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 優さん» 私にはもったいないお言葉です…ありがとうございます…！面白いですよね〜、DAYS(^-^) (2016年11月1日 23時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
優 - すごい面白いですね。自分に文才分けて欲しいです。DAYS好きです。 (2016年10月31日 21時) (レス) id: 0b03a041de (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - リオンさん» ありがとうございます！リオンさんの優しさに感動してうるっときました…！！応援ありがとうございます！大きなお世話なんかじゃないですよ！すっっごく嬉しいです！(^^) リオンさんも気をつけてください！ (2016年8月17日 3時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年8月7日 0時
