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ライ____もとい、赤井秀一。
彼とスーパーを歩くというのはどうもしっくりこない。
何より不似合いだ、と私はため息をつく。
カゴを私から取り上げた彼は私の後ろをついて歩く。水と酒と野菜と肉と、日持ちのするものは多めに。統一性のない食材に、彼は首を傾げた。
「彼は自炊をするのか」
「私よりよっぽどしてるわよ。
……あ、トイレットペーパー…安い……」
どうして生きていたのか、なんて無粋なことは聞かなかった。
「ねえ、ライ」
「今は沖矢昴だ。」
「……そう。沖矢ね。」
そういえば、彼が前に食べたいと言っていたつまみがあった。
スーパーでもコンビニでもどこにでも売ってる、安っぽいやつ。
無性に食べたくなるんだ、と珍しく駄々をこねていたのを思い出す。面倒だと思ったが、どこか心地よさを感じたのも確かだった。
「君の名前は何だ。
ディアブロとはさすがに呼べないだろう」
「………じゃあ、Aでいいわ。」
「本名か？」
「さあ。どうかしらね」
買い物を済ませ適当に袋に詰める。
1週間分だと思うとかなりの重量だった。
スーパーの騒がしさに私たちの会話はかき消される。それを良いことに会話をしてきたが、店を出るとそれは一変する。
沖矢昴の口調とやらに変え、私の荷物を手に取ると車へと詰む。
送るから乗れ。そう言うように運転席に腰をかけた沖矢に、私はため息を一つ。
「自宅にまでついてくる気？」
「上りはしませんよ」
「………まあいいわ。
それじゃあお願い。その道をまっすぐね」
なぜスーパーでは話せて車内では静かにしているのか。
普通逆だろう、と呆れるように隣を見る。
この男が意味もなく私のあとをつけるとは思えない。何かがあるはずだった。
「ライ」
「何だ」
「あなた一体、私から何を遠ざけようとしているの」
「………さあな。」
「明美の妹？」
「どうしてそう思う」
「私がまだ彼女の死体を見てないからよ。
私は自分の目で見たものだけを信じるようにしてる。」
「彼女が生きていたとして、お前はどうする気だ」
「………殺すわよ。
宮野志保が死ななければならないのなら。どんな手を使っても、殺す」
「…�猗爿瓩里茲Δ砲�」
「ええ」
道の途中、ライは車を止めた。
窓から外を覗くとそこはもう、私の家の前だった。
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おむ(プロフ) - (名前)りんくらさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。続きが気になっていただけてとても嬉しいのですが、実は調節中でして……。調節が終わり次第公開する予定ですので、それまでお待ちいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします！(^ ^) (2019年3月25日 11時) (
レス) id: 0478855421 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)りんくら(プロフ) - 凄くおもしろくて続きが気になります~！続編のパスワードを教えて頂けませんでしょうか？？(；；) (2019年3月9日 19時) (レス) id: df2c55daee (このIDを非表示/違反報告)
red cherry(プロフ) - はい！楽しみにしてますね、頑張って下さい^ ^ (2018年8月15日 1時) (レス) id: 99383d6c30 (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - red cherryさん» ツイッターでもフォローしてくださった方ですよね！ありがとうございます(^^) ゆっくり過ぎる更新速度ですが、これからも宜しくお願い致します。本当にありがとうございます！ (2018年8月14日 22時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
red cherry(プロフ) - 凄くおもしろいです！更新が楽しみです^ ^ (2018年8月14日 22時) (レス) id: 99383d6c30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2018年4月22日 22時
