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「カートをしまってきますね」
そう言って離れてから1分も経ってないころだ。突然梓さんの叫び声が聞こえ、カートを戻し振り返ると、ひったくりの声。
ここで捕まえてもいいのだが、あまり目立ちたくはない。ここが夕方のスーパー前でなければ、また違ったかもしれないが…
110を押して警察を呼び、後は犯人の特徴を伝えて今日は終わりにしよう。
彼女には悪いが運が悪かった、ということに。
そんな考えを巡らせながらかけ終えた電話を切り、スマホをしまう。すると状況に少し、変化がみえた。
ビニール袋を手に提げた梓さんの側には伸びきったひったくり犯、それと遠目から見てもわかるほどの容姿の良い女性。
下された前髪の隙間から見える瞳は夕陽に反射してほんのりと赤い。
彼女が止めたのか。
一体何者なんだ。
確認をしようと足を進めるごとにはっきりと見える女性の姿
そんなまさか、と思わず足を止めた。
「ディアブロ……!」
驚いた。女性というのはほんの少し容姿を変えただけでこんなにも別人に見えるのか。
…それにしても今、降谷零ではなくてよかった。
それだけは安心しながら彼女に近づくと彼女も気づいたらしい。いつものように前髪をかきあげ、正面に立つ俺にだけ見えるように息を吐いた。
いや、そうしたいのは俺も山々なんだが。
Aと名乗ったディアブロに、安室透として接する。
初めまして、よろしければポアロに。
そんなような会話を同じように梓さんとしている彼女は、パッと見普通の一般人。
厄介なことにならなければいいが…と、俺は梓さんの手から買い物袋を取った。
「えっ！」
「お持ちしますよ、梓さん」
「え、でも私も持てますから…」
「梓さんはAさんとお話をされてはどうですか？
ポアロに着くまでの間、時間もありますしね」
そもそも名前が本名なのか偽名なのか
そこから、調べる必要がありそうだ。
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おむ(プロフ) - (名前)りんくらさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。続きが気になっていただけてとても嬉しいのですが、実は調節中でして……。調節が終わり次第公開する予定ですので、それまでお待ちいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします！(^ ^) (2019年3月25日 11時) (
レス) id: 0478855421 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)りんくら(プロフ) - 凄くおもしろくて続きが気になります~！続編のパスワードを教えて頂けませんでしょうか？？(；；) (2019年3月9日 19時) (レス) id: df2c55daee (このIDを非表示/違反報告)
red cherry(プロフ) - はい！楽しみにしてますね、頑張って下さい^ ^ (2018年8月15日 1時) (レス) id: 99383d6c30 (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - red cherryさん» ツイッターでもフォローしてくださった方ですよね！ありがとうございます(^^) ゆっくり過ぎる更新速度ですが、これからも宜しくお願い致します。本当にありがとうございます！ (2018年8月14日 22時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
red cherry(プロフ) - 凄くおもしろいです！更新が楽しみです^ ^ (2018年8月14日 22時) (レス) id: 99383d6c30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2018年4月22日 22時
