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「ホー……

それは初耳だな。君いつからこの仕事をしているんだ?」




「……さあね。

けど、組織の目的は私に恐怖心を与えるためよ。幼かった私に、逃げ場はない……とね。」






いつだったか。もう、覚えてもいない。

忘れたい記憶程脳裏に焼きつき離れないものだと思っていたのだが、所詮は他人の死ということだろうか。


初めて殺した人間の顔すらもうあやふやで
靄がかかって見えないのだ。




覚えているのは、拳銃を握ったときの感覚と、引き金の軽さと重み。それらはいつまで経っても忘れることはない。なぜなら今も感じているからだ。







「前から気になっていたのだが、君はどこからか売られてきたのか」



「デリカシーのない質問ね」



「すまない、必要だったか」



「…いらないわよ。変な気を使われるのは嫌いだから。」









「………」



「………………売られた。
オークションにかけられて、良い値で買われたわ。こんな子供にそんな価値があるわけないって思っていたけど、ここにきて証明されたわね。


仲間を殺める才能でもあったのかしら」







本当はこんなにもペラペラと話すはずなかった。
けれどどうしてか、口は軽く、思い出話に花を咲かせるように、懐かしいと記憶にない記憶を辿る。



この場所のせいだろうか、それとも床に転ぶ死体のせいか。
きっと疲れてるんだ。しばらく家に帰れないからだ。そんな適当な理由をつけて、ライの横を通り過ぎ戸を開ける。





するとその先には壁に背を預け、聞き耳を立てていたであろう、バーボンがいた。









「デリカシーのない男は嫌われるわよ」









その時、私がどんな顔をしていたのかはわからないが

少なくとも、バーボン(この男)を黙らせる位には酷い顔をしていたのだと思う。

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おむ(プロフ) - (名前)りんくらさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。続きが気になっていただけてとても嬉しいのですが、実は調節中でして……。調節が終わり次第公開する予定ですので、それまでお待ちいただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いします!(^ ^) (2019年3月25日 11時) (レス) id: 0478855421 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)りんくら(プロフ) - 凄くおもしろくて続きが気になります~!続編のパスワードを教えて頂けませんでしょうか??(;;) (2019年3月9日 19時) (レス) id: df2c55daee (このIDを非表示/違反報告)
red cherry(プロフ) - はい!楽しみにしてますね、頑張って下さい^ ^ (2018年8月15日 1時) (レス) id: 99383d6c30 (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - red cherryさん» ツイッターでもフォローしてくださった方ですよね!ありがとうございます(^^) ゆっくり過ぎる更新速度ですが、これからも宜しくお願い致します。本当にありがとうございます! (2018年8月14日 22時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
red cherry(プロフ) - 凄くおもしろいです!更新が楽しみです^ ^ (2018年8月14日 22時) (レス) id: 99383d6c30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho  
作成日時:2018年4月22日 22時

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