Art.7 ページ7
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悪いことをしている、とは思わなかった。
ダメだよと夜に言われるまで僕はずっと
Aに会うことが、当たり前だったから。
「すみません……急にきてこんな…」
『ああいや…私の方こそ……
よく知らない人の家に上がってるなんて…君たちにとってはかなり…その…怖いことだろうし…』
「でもAはいい人だよ。夜みたいに美味しいお茶も淹れてくれる」
『それとこれとは別かな、涙…』
悪いことをした、という自覚はない。
困っている顔のAたちを見て、もうここには来れないのかな…なんていう不安とか、悲しさとか
そういう類の感情が生まれただけで
ごめんなさい、という言葉は出てこなかった。
「僕、もうここに来ちゃダメなの…?」
俯いてた顔を上げ、2人を見る。
2人して似たような顔をして、しばらく沈黙が訪れた。
じっと待っているとAが立ち上がり、キッチンへと向かう。
『とりあえずお茶、いれてくるね。』
「えっ!あ、すみません…!」
「やった。」
Aの背中を見つめる視界の中に、ひとつ、気になるものを見つけた。
僕が初めて来た時にはなかった絵だ。
そっと近づき指先で触れる。
それは驚くほどに冷たくて、少し怖くて、手を急いで引っ込めた。
なんでこんな温度を感じたのか
なんであの時はここになかったのか
なんで今はここにあるのか
Aに聞いてはいけない気がして
なにも言えずに、元いた場所に戻った。
( まだ 冷たい )
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おむらーす(プロフ) - てぃみ〜さん» ありがとうございます!可愛い涙くんが書けてよかったです!!私が楽しんで書いたものをそんなふうに褒めていただけて嬉しいです!ゲナウ頑張ります!少々お待ちください!お気遣いまでありがとうございます!! (2017年9月3日 11時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
てぃみ〜 - 完結おめでとうございます!終始涙くんが可愛くて…とても、とても素晴らしかったです!!言葉に出来ない…!作者様の書く全ての物語の展開が本当に大好きです!!ゲナウ楽しみにしていますね!!無理せず頑張って下さい!! (2017年9月3日 3時) (レス) id: f99a1ade31 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - ちゅーるさん» ありがとうございます!!私のかく陽がかっこいいだなんてそんな…!もったいないお言葉…!ご期待にお応えできるよう頑張らせていただきますのでよろしくお願いします! (2017年9月2日 22時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
ちゅーる(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした。涙君の思いが実って本当に良かったです!おむらーすさんの陽くんはかっこよくて大好きなので、次回作期待してます! (2017年9月2日 20時) (レス) id: 5e2b033c1c (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 練爛々さん» ありがとうございます!はい!覚えております!続けて読んでくださりありがとうございます!本当に嬉しくて嬉しくて…!お気遣いまでありがとうございます!精一杯頑張らせていただきます!よろしくお願いします! (2017年9月2日 18時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おむらーす | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時:2017年7月8日 0時