猫と獣と【にゃんこ様】 ページ42
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気がついたら、
猫の耳が頭に生えていた。
『!!?!??!』
驚いて耳に触れる。
毛も生えて、感触もやけにリアルで
真面目に何が起きたのか、わからなかった。
「おー、起きた起きた。
どうだ？気分は」
『は？いや、これ、は？』
もしかしてと冷めてしまった紅茶に視線を移す。
確か気がついたら寝ていて、
その前にしていたことといえば、新とお茶を飲んでいたことぐらいで
『……………サイアク』
「理解が早くて助かる助かる。
隼さんがくれたんだけどな？
無味無臭で人体に害も無し。
ただちょーっとネコ耳が生えて………ほら、尻尾もつくみたいだ。」
つかまれた尻尾には確かに感覚があって
うわ、と思わず顔を歪めてしまった。
「そんな顔するなって。
すっごく似合ってるから。」
『何それ嬉しくないんだけど………って、なっ、何してんの!!』
「ん？
猫はココが気持ちいいって、ネットに書いてあったからー………ほれほれ」
『っ、ちょっ、ぅ………』
体の内側から何かを感じている気がして
新の声がよく聞こえて、耳までおかしくなりそうで
「なあ、気持ちいい？」
『し、らなっ………』
「ふぅん。
じゃあ……これ、マタタビは？
酔ったみたいになる？」
『〜〜っ!!』
自分の体じゃないみたいに変に反応して
怖くて、怖くて
必死になって新にしがみついた。
『ゃ…めて……っ、あらた…！』
「……いつもなら、ここでやめるんだけど…なあ…？
こーんな可愛い猫がいるんだ。
たくさん遊んでやらなきゃ、だろ？」
その目は獣のように
私を捉え、逃がしはしない。
「クスリの効果が切れるまでの時間、
たーっぷり、遊ぼうな？
A」
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おむ(プロフ) - kokoさん» そう言ってもらえて私も凄く嬉しいです！^_^ 大好きな新を注ぎ込んだ小説だったので、それこそ分かれるかなとも思ってたのですが、そう思ってくださる方が一人でもいてくださるだけで頑張れます！ありがとうござます！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
koko - この小説は今まで読んだ中で一番のお気に入りです！ (2018年7月18日 15時) (レス) id: 1c9e26041b (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 梶寺さん» 本当ですか!?そう言っていただけてとえも嬉しいです…！本編の方は見ていただけましたでしょうか…！そちらも新とイッチャコラ(( してますので、ぜひ！ツキノハナシ。という短編集でも新は活躍中です！笑 よろしくお願いします！笑 頑張ります！ (2017年6月10日 22時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
梶寺 - とっても面白いです！私、新推しなんで、嬉しいし、めっちゃニヤけちゃいます！素敵な小説、ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2017年6月10日 17時) (レス) id: dd0c26e684 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 梨子さん» ありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです…！せいいっぱい頑張ります！ (2017年2月4日 11時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年12月2日 19時
