ずっと、【ものん様】 ページ39
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''「気がつけば今年も残すところあと僅かとなりました！」''
テレビの中で流れるバラエティ番組。
この前この人と共演させてもらったなぁ、なんてぼうっとしていると
蕎麦が運ばれてきた。
『葵の蕎麦はいつ食べても美味しいね。』
「そうかな…？ありがと
ほら、新も食べるよー？」
共有ルームで１つの卓を囲み食べる蕎麦はとっても美味しい。
ふと時計を見ると10時を過ぎていた。
ああ、今年はいろんなことがあったなぁ。
「で？新、お前Aちゃんとどこまでいったんだよ。」
「ふっふっふ……聞くか？」
『言うな？』
「新、お酒もそろそろ…」
「うわ、陽も飲みすぎだよ…」
「如月恋っ、踊りまっっす!!」
「師走駆！歌いまーす!!」
「…水無月涙、ピアノ弾きます…」
「涙まで!?
えー、えっと、じゃあ……神無月郁、俺も歌います！」
「今年も楽しかったねぇ」
「隼………来年こそ仕事しろよ？」
「始が一緒だと、いつもより幾分か聞き分けがいいんだけどね……
ね、始？」
「俺を巻き込むな。」
わいわいがやがや、
騒がしくも嫌な感じは一切しないこの空間。
ふと笑みが零れた。
こんなにも楽しいなんて思えたの、いつぶりだろう。
最近は仕事ばかりで新と一緒にいれなくて
帰ってきてから時間があってもお風呂に入ったらすぐに寝て……
忙しいのはありがたいけど、
やっぱり、大切な人たちと過ごす時間は欲しい。
「A、」
『ん？』
隣に座る新は腕を後ろから回し、私の頭を撫で
ぐいっと引き寄せた。
突然の行動に驚くが、嫌ではなかった。
むしろ、温かくて、ずっとこうしていたいと思えて
「おつかれ。」
『………うん。』
「いつも見てた。テレビに映るお前も、撮影中のお前も、見れる時は全部見てた。
すごく、励みになった。」
『………うん。』
ああ、私の頑張りは無駄ではなかったのだと、涙が出そうになった。
私は新からもらってばかりだ。
どうやってこの感謝を返そうか。
きっと、返しても返しても、またもらうんだ。
『新、』
「ん?」
心臓がうるさい。顔が熱い。
けど
『新と付き合えて、一緒に過ごせて、本当に幸せです。
ありがとう。
来年も……再来年も、ずっと、よろしくお願いします。』
君といたい。
この気持ちに、嘘はないから。
「____ん。
ずっと、よろしく。」
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おむ(プロフ) - kokoさん» そう言ってもらえて私も凄く嬉しいです！^_^ 大好きな新を注ぎ込んだ小説だったので、それこそ分かれるかなとも思ってたのですが、そう思ってくださる方が一人でもいてくださるだけで頑張れます！ありがとうござます！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
koko - この小説は今まで読んだ中で一番のお気に入りです！ (2018年7月18日 15時) (レス) id: 1c9e26041b (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 梶寺さん» 本当ですか!?そう言っていただけてとえも嬉しいです…！本編の方は見ていただけましたでしょうか…！そちらも新とイッチャコラ(( してますので、ぜひ！ツキノハナシ。という短編集でも新は活躍中です！笑 よろしくお願いします！笑 頑張ります！ (2017年6月10日 22時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
梶寺 - とっても面白いです！私、新推しなんで、嬉しいし、めっちゃニヤけちゃいます！素敵な小説、ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2017年6月10日 17時) (レス) id: dd0c26e684 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 梨子さん» ありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです…！せいいっぱい頑張ります！ (2017年2月4日 11時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年12月2日 19時
