あってもなくても【Twilight galaxy様】 ページ21
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『たくさんもらったなぁ…』
とあるチョコレート菓子のCMに出て、その菓子会社からお礼にと届いたたくさんのお菓子。
おすそ分けをしたにも関わらず余ったお菓子をどうしようかと悩んでいたとき
１つのパッケージが目に入った。
誰もが知るチョコステイック。
いつだったか、女子が騒いでいたなと思い出す。
有名人がCMに出たんだっけ？あ、私も有名人だ。
同じ商品の、けれど味が違いパッケージも可愛らしくピンクに彩られたそれ。
自然と新を思い出す。
そうそう、女子が話してた内容
たしか…
( ぽっきー…げーむ……？ )
ある程度ならその仕組みも知ってるし、
何なら昔新とした覚えがある。
何かの罰ゲームで、あまりの恥ずかしさに私から折ったはずだ。
『リベンジ……かあ…』
箱から一本取り出し口に含む。
いちごの甘さが口の中に広がり、断面はハート型になっていて
『あー…うん。女子は好きだもんね、可愛いの』
箱を手に持ったまま、私は新の部屋に向かった。
因みに今は夜の11時。
新が寝てないといいけど。
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なんて私の心配は、杞憂に終わった。
「よぉー、どした？」
『んーとね、これ。』
「おお、イチゴ味…」
『でね、これで……定番のアレ、やってみない？』
私にしては大胆な誘い方。
けれど新はうーん、と悩んで
「…今日は遠慮しとく！」
…………断られた。
こんなラッキーイベント、逃すようなバカじゃない。
熱でもあるのかと額に手を当てるが熱はない。
変な薬でも飲んだのか、隼さんに何かされたのか
問いただすがどれも違うみたいだった。
「いやまあ……」
私の手の中にある箱を奪い、
机に置く。
謎の行動に首を傾げると新は一気に距離を近づけてきて
「…そんなにしたいならしてもいいけど…
こんなの使わなくたって、いくらでもキスするぞ？」
唇を塞がれ、
ペロリと舐められる。
驚いて口を開けばそのまま_____
「ん……っ、イチゴ味だ。」
『……今のはズルい…』
「いやいや、Aさんには負けますから。
いきなりお誘いとか、よく耐えた俺。って感じ。」
( 明日が仕事じゃなきゃ、好きなだけするのになぁ )
( …わかった。また、ね )
( 今日は俺の命日か )
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おむ(プロフ) - kokoさん» そう言ってもらえて私も凄く嬉しいです！^_^ 大好きな新を注ぎ込んだ小説だったので、それこそ分かれるかなとも思ってたのですが、そう思ってくださる方が一人でもいてくださるだけで頑張れます！ありがとうござます！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
koko - この小説は今まで読んだ中で一番のお気に入りです！ (2018年7月18日 15時) (レス) id: 1c9e26041b (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 梶寺さん» 本当ですか!?そう言っていただけてとえも嬉しいです…！本編の方は見ていただけましたでしょうか…！そちらも新とイッチャコラ(( してますので、ぜひ！ツキノハナシ。という短編集でも新は活躍中です！笑 よろしくお願いします！笑 頑張ります！ (2017年6月10日 22時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
梶寺 - とっても面白いです！私、新推しなんで、嬉しいし、めっちゃニヤけちゃいます！素敵な小説、ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2017年6月10日 17時) (レス) id: dd0c26e684 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 梨子さん» ありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです…！せいいっぱい頑張ります！ (2017年2月4日 11時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年12月2日 19時
