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「……俺がお前に無視されて、どれだけ辛かったと思う？
いちご牛乳も禁止にされて…いやまあ、それは俺への罰なんだけど…
でも、お前ならどうだ？
好きなやつに無視されて、触れたいのに触れられない。
……耐えられるか？」
寝室に入りAをベッドに組み敷く。
顔を赤くして、ほんの少しの期待の色を見せるAに、俺は手を伸ばし
髪に触れ、キスを落とす。
このまま気がすむまで喰らってやりたい。
今まで我慢してきた分、いや、それ以上。
抱きしめるだけじゃ足りない。
けど、今回は違う。
ちょっとした、Aへの罰ゲーム。
俺と同じ気分を味わえ、なんてちょっとした意地悪だ。
「手、出して。
両手な」
『手……？』
素直に両手を差し出すAに笑いながら、
いつかの撮影で使ったネクタイを引き出しから取り出し、手首をまとめた。
「大丈夫。怖くないからな。」
不安そうに眉を下げるAの額に唇を落とし、頬を撫でる。
安心はしていないが、幾分かはマシになった。
「無視されるの、辛かったなー
ずーっと触れないしー」
『いやあの、本当に、ごめ……』
「だーかーら、
俺は今から、お前の言葉を無視します。
お前から触るのも禁止！
……嫌がっても、今日はやめてやんない。」
身動きが取れない分、変に感じているのか
いつもより感度がいい。
これは今後もありかな、と考えながら唇以外にキスをする。
もどかしそうに身をよじるA。
あー、キスしたいんだろうなー。なんて他人事のように考えて、また別の場所にキスをする。
『ねぇ……っ、あらたっ』
「………」
しばらく好きにしていると、小さな嗚咽が聞こえてきた。
驚いて見上げると、Aが泣いている。
『ごめん…っ、なさいっ……許して…
もう、やめて…』
「………悪い、泣かせる気はなかった。
今外すからな」
手首を縛るネクタイを緩めると途端にAは抱きついてきて
俺は腕を回し、頭を撫でた。
「ごめん」
『…私も、ごめん……』
どうせするなら、もっと余裕がある時だなー
……なんて、俺も懲りないなあ。
「じゃ、仲直りのちゅーだ」
『……ばーか』
「はいはい。
今は何とでも言ってくれ。」
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おむ(プロフ) - kokoさん» そう言ってもらえて私も凄く嬉しいです！^_^ 大好きな新を注ぎ込んだ小説だったので、それこそ分かれるかなとも思ってたのですが、そう思ってくださる方が一人でもいてくださるだけで頑張れます！ありがとうござます！ (2019年7月8日 23時) (
レス) id: 40b62768f7 (このIDを非表示/違反報告)
koko - この小説は今まで読んだ中で一番のお気に入りです！ (2018年7月18日 15時) (レス) id: 1c9e26041b (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 梶寺さん» 本当ですか!?そう言っていただけてとえも嬉しいです…！本編の方は見ていただけましたでしょうか…！そちらも新とイッチャコラ(( してますので、ぜひ！ツキノハナシ。という短編集でも新は活躍中です！笑 よろしくお願いします！笑 頑張ります！ (2017年6月10日 22時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
梶寺 - とっても面白いです！私、新推しなんで、嬉しいし、めっちゃニヤけちゃいます！素敵な小説、ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2017年6月10日 17時) (レス) id: dd0c26e684 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 梨子さん» ありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです…！せいいっぱい頑張ります！ (2017年2月4日 11時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2016年12月2日 19時
