RainDollさんの短編集

お手紙交換(？？？×アルツナイ) ページ31

夜、アルツナイが散歩で船を降り、砂浜を歩いていると足元にあったコロンっと瓶が転がる。

瓶の中身を見てみると、手紙が入ってあった。


''この手紙を拾った人へ、

たまにここに来るので、たまに手紙を交換しませんか？

もし手紙交換しても良かったら、〇月×日、午後9時までに返事を書いてください。

いい返事を待っています。''


と、白い綺麗な紙に、男性にしては綺麗な文字で書かれてあった。

友達の少ないアルツナイは船に戻って喜んで返事を書いた。


''お手紙を書いた人へ

私が貴方のお手紙を拾いました。

お手紙交換のことですが、私もしたいです。

これからお手紙交換仲間としてよろしくお願いします。''


と、可愛らしい便箋に達筆な綺麗な文字で書く。

アルツナイとその男性は手紙越しでだんだん仲良くなっていった。

お互い本名は言わず、アルツナイは自分をAと名乗っていた。男性はKと名乗っていた。

だが、ある日＿からこんなことが書かれてあった。

''〇月×日によければ会いませんか？''


「(どうしよう……Kさんに海賊だってバレたら……)」


友達が減るかもしれない。そう思ったが、バレないようにすればいいんだ！とアルツナイは思い、''良いですよ''と返事を書いた。

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