私は貴方が好き(劉偉×アルツナイ) ページ17
劉偉が家族と電話をしていると、コンコンとドアをノックする音が聞こえる。
「ごめん、またかけるよ」
中国語でそう言うと劉偉はドアを開け、尋ねてきたのが誰か確認する。
「(いないのか……?)」
不思議に思うと、下から声が聞こえてきた。
「りゅ、劉偉先輩……!下です……!」
「わっ!あ、アルツナイだったネ……!許して欲しいヨロシ!」
「い、いえ……!そ、その、相談があって……」
「相談?大丈夫アル!さ、部屋に入るネ!」
劉偉がアルツナイを部屋に入れて、アルツナイを座布団に座らせる。
「あ、あの……どうすれば兄弟と仲良くなれますか?」
「え?長い時間沢山いたら、嫌でも仲良くなるアルよ?」
「……そうですか。私には姉がいて、姉に嫌われているんです……。私は仲良くなりたいって思っていて……」
アルツナイはポロポロと涙を流す。
劉偉は男兄弟の中で育ってきた為、女性の扱いなどわからなかったのだ。
「お、落ち着くアル……!」
オロオロと劉偉は考えた後、アルツナイを抱きしめた。
弟にするように、優しく壊れ物を扱うように。
「(柔ら……って!何考えてる私!!というか、どうしよう、怒られる。これって日本で言う''せくはら''ってやつだよな……?俺もしかしてここで捕まる……?)」
「ありがとうございます……!!」
アルツナイは劉偉に怒るどころがお礼を言った。
アルツナイが落ち着いたあと、相談に戻り劉偉なりの意見を言っていたらいつの間にか10時へとなっていた。
「夜遅くまですみませんでした……」
「大丈夫アル!さ、女子寮へ送るネ!」
劉偉は女子寮へアルツナイを送り、「また明日」とお互いに言う。
「(……なんだか、初めての感覚……。心拍数がおかしい……)」
''明日荒木先生に聞いてみよう''
次の日、劉偉は荒木雅子に昨日起こったことを言った。
「劉偉、それは恋だな」
「こっ……!?」
荒木雅子は、頑張れよ。と劉偉の肩を軽くバシッと叩き、お菓子のカスを落としている紫原敦へ注意をしに行った。
「(アルツナイ……)」
劉偉は1度悩んだが、何かを決断したかのように華扇と話しているアルツナイの耳をとり、耳元で囁く。
「我喜欢你」
劉偉はやり遂げた顔をしながらクスッと笑いアルツナイから離れる。
アルツナイの顔は真っ赤になっていた。
アルツナイは意味を知っていたのか、耳元で囁かれて恥ずかしかっただけなのか。
それはアルツナイにしか知らない。
大胆な告白(氷室辰也×菊凰院 華扇)→←初恋とお菓子(紫原敦×アルツナイ)
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RainDoll - 銀魂の設定、できました。 (2019年11月24日 13時) (レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - 言っておきますが、ドフラミンゴはやめて下さい。夏目の恋愛対象は女性ですので。すぐに消して下さい。 (2019年10月16日 16時) (レス) id: 1e212dc8fa (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - すみませんが、ドフラミンゴはやめて頂きたいです。ローがお気に入りなだけであって、ドフラミンゴはただの知り合いとしか思っていません。彼女設定も避けて下さい。誤解されない様お願いします。 (2019年10月15日 18時) (レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - ワンピースの設定出来ました。 (2019年9月21日 16時) (レス) id: a006043195 (このIDを非表示/違反報告)
RainDoll - すみませんが、麗王は恋愛感情を持っておらず、トキメキもしません。薬の場合、恋愛対象は女性ですので訂正願います。 (2019年9月4日 16時) (レス) id: 1e212dc8fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:我の心臓にいるグスタフ | 作成日時:2019年8月1日 17時