検索窓
今日:40 hit、昨日:13 hit、合計:21,146 hit

二度あることは三度あるって言うけど、あれマジらしいよ ページ14

「あ」
「あ?」

−−あの奇妙な休日から幾日が過ぎた頃。
私は百華として、いつもと変わらない日々を過ごしていた。

いつものように、姉様達に無礼を働く男共の汚い腕を切り落とし、ワイヤーで引っ掛けた罠に嵌る虫達に火をつけた竹筒を投げる。
もちろん、筒の中にはしっかりと火薬が詰められているので、一面は焼け野原である。

顔を引きつらせてお礼を言ってくれる姉様達に笑顔で手を振って巡回に戻った、その時だった。

『ザザッ……せい、応答要請!』
『何事じゃ』
『不貞を働いた輩を処分していたところ、そのうちの一人が煙幕を使って逃走! ”上”に逃げられました!』
『罪状は』
『無銭飲食、及び遊女への暴行の疑いです!』

無線を通じて行われる会話に、足が止まる。
”無銭飲食”、そして”遊女への暴行”。
その言葉が指す意味を、理解しないわけがなかった。

(私の、姉様を……姉様たちの店を……)

穢した男の罪は、−−重罪である。
身をもって知らしめるべきだ。

「A、行きます」
『お、おい!』

月詠姉の焦る声を他所に、私は高らかに飛び上がると、屋根へと足を下ろす。
そのままスピードを緩めることなく、私は事件のあった店へ向かい、人相を確認すると”上”へと飛び出した。

飛び出して出会ったのが−−亜麻色の髪を揺らした、奴だった。

時にはかっこつけた方が恥ずかしい時もある。→←お話しましょう、あれやこれやそれとかね



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
166人がお気に入り
設定タグ:沖田総悟 , 銀魂 , 夢小説
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

羽衣瑠璃(プロフ) - おもしろかったです。続き、楽しみにしてます。 (5月17日 15時) (レス) @page33 id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
塩豆大福(プロフ) - みもりさん» 初めまして。お返事が遅くなってしまい、すみません…!まさかコメントいただけるとは思っておらず…!こちらこそ、読んでくださりありがとうございます!好みって頂けて凄い嬉しいです^^ これからも更新していくので、ぜひよろしくお願いします!! (2023年3月4日 23時) (レス) id: 6f796f69bc (このIDを非表示/違反報告)
みもり(プロフ) - ヤッバイおもろすぎます.....まだ主人公に靡いてない沖田さんもこれから伸び代ありそう...!とりあえず好きです好みですこれからもって頑張ってくださいいいい!! (2023年2月18日 1時) (レス) @page17 id: 838092b84b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:塩豆大福 | 作成日時:2023年2月7日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。