3voice ページ5
こんなところで会うとは誰も思っていない
むしろ何でここにいるのか、が聞きたい
照れるも何も、ここにいることが驚愕だった
「この人……Aさんをずっと眺めてましたよ」
ミライさんの声がスっと入ってくる
しかも今も目が合っている
じーっと
「ちょろちょろしたりうろうろしたり、
でもずーっとAさんしか見てませんでした」
そんなことを聞いても照れない、照れられない
そんな願っても会えなかった人が
私を見つめている
もしかしたら別人なんかじゃないかと思って
後ずさりをしてしまう
それを見た向こうは一瞬ハッとして
口パクで何かを伝えている
「…ごめ…ん、ね?」
そういうと向こうはスッとどこかへいってしまった
「…彼が……小野…大輔?さん?」
疑問そうにミライさんの声が聞こえる
「…は…い」
未だにこの事が飲み込めなかった
しかも、目が合ったのに何もできなかった
大好きな人に「好き」って伝えたかった
すごく後悔で涙が出そうになる
すると後ろがガチャガチャと音がする
開いたのは私のショーケース
「降りなさい」
そう聞こえ、恐る恐る段差を踏み、
降りるとそこには優しそうなおばさんがいた
怖くなって思わず聞いた
「あの…私は、どこに…?」
おばさんは、にこりと笑って
「ついてきなさい」
といい、光のあるほうへ進む
走ってついていくと、そこには
複数部屋があって、そこは完全個室になっていた
そして連れてこられた部屋には
小野大輔が座って待っていた
プライベートのようなラフな格好で
「こんにちは」
軽くお辞儀をされた
あの愛しい声で、何度も願った彼が
目の前にいる
「今日からあなたの里親の小野さんよ」
「…………えっ?!?!」
突然のおばさんの発言に思わず声が裏返る
「はい、あなたの元々着てた洋服と貴重品」
おばさんに紙袋を渡された
中を見ると私が白い服になる前の服とスマホが
中に入っていた
「洋服は洗濯しておいたからね」
そのおばさんは私の頭は撫でてくれた
「じゃあ、小野さんよろしくお願いします」
おばさんは頭を下げた
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
スッと立ち上がって小野さんも頭を下げる
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宮路 渚(プロフ) - 初めまして!とても個人的に大好きな感じで一気に読ませていただきました!本当に面白いです!今更新されている最終話ではついにヤるのか!?という感じで更新が楽しみです!私自身そのような官能的(えろ)なのを求めています(小声)これからも頑張ってください! (2017年3月23日 0時) (レス) id: 7f69a18e8a (このIDを非表示/違反報告)
小野みらい@最高の彼女Cちゃん*Masohist(プロフ) - 私は結構えっろい感じを求めてるので大丈夫ですッ!← 逆にそちらのほうが癒されるので!(( 作者様と話が噛み合うような気がしてならない!← (2017年3月10日 17時) (レス) id: 277a8b6c23 (このIDを非表示/違反報告)
ソぶ(プロフ) - 小野@キミのことは忘れない*アマC は俺の相棒さん» あああああああああありがとうございますンアッーーーーーーーーーーーーーー!!読んでくださってる方々に少しでも日頃の疲れを取れるようにとほんわかするつもりが、えっろい感じになりつつありますが、応援していただけたら幸いでございますンンン (2017年3月8日 19時) (レス) id: 6911bb43f3 (このIDを非表示/違反報告)
小野@キミのことは忘れない*アマC は俺の相棒(プロフ) - すごくドキドキして胸の鼓動がなりやみません!笑 小野さんと作者様本当に大好きです!! (2017年3月6日 22時) (レス) id: c2f0c18af4 (このIDを非表示/違反報告)
ソぶ(プロフ) - ナーさんさん» コメントありがとうございます!リクでゲームをするというのがあったんですよ笑リクはいつでもお待ちしてます! (2016年12月29日 10時) (レス) id: cd47a9b9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソぶ | 作成日時:2016年8月13日 12時