【小野大輔】里親と住人がすごい件【DG5】

31voice Dear.Natuki-03様 ページ33

｢おぉいのび太！野球しよぉうぜ！！｣


｢ジャイアンだ！ジャイアンだ！｣



今日は宮野真守さんと福山潤さんと遊ぶことになった


最初、福山さんの部屋でお留守番だったものの、
あとからやってきた宮野さんも加わって
マンションのロビーでモノマネが始まった

きゃっきゃっと騒ぐ3人に受け付けのお兄さんは
呆れるどころか暖かい目で見守ってくれる


そして某ガキ大将のマネをする宮野さんは
とてつもなく似てる


｢次なにするう？｣


笑いを誘うような顔をして話す宮野さんが
可笑しすぎて笑い泣きしてしまう



｢ひ、っふふ…も、ギブ……お腹痛い…｣


｢おにごっこしようぜ｣



ｼｬﾗﾗﾝ〜☆が見えるようなイケボが返ってきた



｢これ俺が止めに入ってマモに飛び乗るやつか！｣



福山さんはそういうと、宮野さんに飛び乗り
例のコントのようにふざけはじめた



｢よおし、A、逃げろ！おにごっこだ〜｣


｢え？｣


｢逃げなきゃお触りだぞ〜ｳｪｯﾍｯﾍｯ｣



何故かじりじりと近寄ってくる
宮野さんと福山さんは気持ち悪い顔をしてくる



｢き、ｷﾓ……｣



思わずボロが出た



｢あ！今ｷﾓって言った！！｣


｢言ってないです！だから近寄ってこないで！｣



私は思いっきり走り始めた



正直、着ぐるみで走るのはキツイ



｢ﾏﾃﾏﾃﾏﾃﾏﾃ〜｣


｢ﾊｯﾊｯﾊｯﾊ｣



奇声を発しながらくる鬼に逃げながら
こんなに楽しかったか、と考えさせられる



さらにヒートアップして、階段なんかを
降りたりして思いっきり走り回った

けどもまあ、運動もしてないわけで
体力が無くなってきて後ろの2人が
じりじりと近寄ってくる



やべ、なんて思っていた時にロビーから出てきた
人影にひょいっと身体を持ち上げられ、担がれる



｢ここで遊ばなあい！！！｣



叱るような声の主は立花慎之介だった



｢お初にお目にかかります、トラさん｣



イケボに言われて、着なきゃ良かったと
つくづく後悔する

その声は一瞬で消えていた



｢建物の中で走らない！女の子走らせない！｣



立花さんは何故か大人2人に叱っていた


その怒られてる2人は納得いかない、というかの
ような顔の変顔をしてくる


またそれが面白く、とても楽しい１日だった

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