【小野大輔】里親と住人がすごい件【DG5】

26voice Dear.海辺。様 ページ28

やっとのことで着いた櫻井さんの部屋の
インターホンを押した

なかなか出ないな〜、なんて思って
もう一回押そうと思った時、



｢ごめん！！風呂入ってて、

ケータイも見てなかった！｣




そう言って出てきたのは、

上半身裸で、眼鏡無しの、水も滴ってる櫻井さん



身体のラインがくっきりしていて、
ものすごく薄っぺらい体付きをしてる



それよりも、男の人の裸が、目の前過ぎて、
声とも言えないような叫びが出てきた



｢ぎゃ、あ？！んなっ、えっ？！｣


｢わ、ごめん！とりあえず、中入ってて！｣



そう言って櫻井さんはドタドタと部屋に入った


あまり前を見ないようにして、私も入る



｢も、大丈夫！ほらAちゃんが来るって

言うからおしゃれとかしたほうが

いいのかな〜って思ってた〜｣



そう言って櫻井さんは私の着ぐるみのフードで
遊び始めた



｢いえ、お邪魔させて頂くだけですし…｣



｢いやいや、それでも女の子を呼ぶってなったら

話は別だよ〜｣



ぽすっと私にフードを被せると、
前の見えない私を抱っこした



｢恐竜さん、何して遊ぶ〜？｣


｢私、いくつだと思ってるんですか｣


｢俺にとっては、子供だもん｣



満面の笑みを浮かべた櫻井さんは
私を抱っこしたまま、小物等が入ったケースを
持ってきた

そこにはいくつもの眼鏡が入っていた



｢じゃあ、Aちゃんに似合う眼鏡を

探してあげる｣



そう言って櫻井さんは色々取り出しては
私に色んな眼鏡をかけてくる



｢これ伊達メガネだから心配しないでね〜｣



そんなことよりも、楽しそうな櫻井さんの
顔が近すぎて、心臓がばくばくする

いつも眼鏡をかけてるのに、休みの日は
かけない、というギャップにやられそうになる



｢あ、これ、絶対似合う｣



かけられたのは黒ぶちメガネ



｢すごい似合ってる〜可愛い〜

今日ずっとこれがいいな〜｣



｢もう………私、子供じゃないですからね？｣



あまりにも子供扱いをされて、ちょっと
むっとしてしまう




｢…知ってるよ？｣



櫻井さんは、急に低いトーンで話す



｢もうちょっと大人になったら、そういうこと、

してあげるから、ね？｣



低いトーンで囁かれて身体がぞわぞわする



｢し、しなくていいですから！！｣


｢お義父さんから許可貰わなきゃ｣


｢ホントに勘弁してください｣

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