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第六十六話 ページ17

「どうかな、、、?」

『うん。よく出来てるよ。』

「そう?良かった〜」

『Aは手先が器用だね』

「無一郎先生のおかげですよ…」

『それは知ってるけど』

「謙遜を覚えた方がいいね」

『さ、これせっかくだから飾っておこう』

「(相変わらず人の話聞かないなぁ)」


こうして、2人が作った折り紙は玄関に飾られた。
飾る最中も無邪気な笑顔を輝かせている霞柱は
眩しいほどに美少年だった。

刀を持ち、鬼の頸を斬ることを生業にしているなんて
誰が思うだろうか。

鬼なんて居なければ、、、
この眩しい笑顔が一瞬で消え去ることも無く、
いつ命を落とすか分からない人生を送ることも無く、
他の人の命を守るために自分を犠牲にすることも無かっただろうに。

思わず胸が痛くなった。

ずっとこの笑顔を見ていたい。
毎度任務に行く後ろ姿を見ては胸が張り裂けそうになるのも辛い。
もっとずっと永く幸せに生きてもらいたい。

『どうしたの?』

「え?いや、、、その、、、
無一郎、いつもありがとう」

『どうしたの?突然』

「うんうん、幸せだなって」

『、、、そっか、、、』

突然ポカンとした顔をして
私の言葉を飲み込んだ無一郎は
それ以上会話を続けようとはしなかった。

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設定タグ:時透無一郎 , 鬼滅の刃 , タイムスリップ   
作品ジャンル:ファンタジー
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ぷっちょ(プロフ) - あの、素敵なお話です!この続きはあるのでしょうか? (2023年5月8日 5時) (レス) @page22 id: 88ce73b2aa (このIDを非表示/違反報告)
むいっちゃま(プロフ) - ご指摘いただいた方々ありがとうございます!!うっかりチェックついたまま保存しておりましたT^Tコメントいただいてから半年ほど経過してしまいましたが早急に外しました!!! (2023年5月8日 1時) (レス) id: 4f720e403d (このIDを非表示/違反報告)
naitomeakun(プロフ) - オリフラ立ってまっせ (2022年10月11日 14時) (レス) id: d3eefea6fe (このIDを非表示/違反報告)
ちも - オ/リ/フ/ラ立ってますよ。 (2022年9月30日 18時) (レス) id: 5817bb68d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むいっちゃま | 作成日時:2022年2月24日 1時

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