第六十四話 ページ15
『熱いからフーフーしてあげる』
「自分でできるよ」
『無理はいけないって言ったでしょ』
「無理じゃないのに…」
『はい、あ〜ん。お利口さんだね』
「………」
『美味しい?』
「…美味しい」
『そっか、たくさん食べてね』
「うん」
手際よく食べ物が口に運ばれてくる。
無邪気な笑顔で私にご飯を食べさせる姿は
子どものままごとに付き合わされている感覚すら与える。
『ご飯食べ終えたら、機能回復訓練しようね』
「く、くんれん??」
『そんな大変なことじゃないから安心して大丈夫だよ』
「そっか、それなら良かった」
『手を動かす練習みたいなものだから辛くもないよ』
「お手柔らかにお願いします」
「ごちそうさまでした。
無一郎くん、今日のご飯もおいしかったよ!
ありがとう。」
『ふふふ、作り甲斐があるね。
じゃあ早速回復訓練しようね。』
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ぷっちょ(プロフ) - あの、素敵なお話です!この続きはあるのでしょうか? (2023年5月8日 5時) (レス) @page22 id: 88ce73b2aa (このIDを非表示/違反報告)
むいっちゃま(プロフ) - ご指摘いただいた方々ありがとうございます!!うっかりチェックついたまま保存しておりましたT^Tコメントいただいてから半年ほど経過してしまいましたが早急に外しました!!! (2023年5月8日 1時) (レス) id: 4f720e403d (このIDを非表示/違反報告)
naitomeakun(プロフ) - オリフラ立ってまっせ (2022年10月11日 14時) (レス) id: d3eefea6fe (このIDを非表示/違反報告)
ちも - オ/リ/フ/ラ立ってますよ。 (2022年9月30日 18時) (レス) id: 5817bb68d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むいっちゃま | 作成日時:2022年2月24日 1時