『ねぇ、』【時透無一郎】 (ページ49)

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第四十八話ページ49

帰宅後、
久しぶりにはしゃいでしまった疲れと
無一郎の行動によって心臓が多く脈を打ってしまったこともあり、ぐったりしてしまった。

夜ご飯作らなきゃ！なんて思っていたら

『じゃあ、僕は任務があるから』

え？？今日は休みじゃなかったの！？
私を送り届けるためにわざわざ？
優しすぎる…

『ねぇ、何考えてるの？表情管理できてないんだけど』

う、、、
ニヤニヤしてたのがバレてしまった、、、

「特に何も！」

『どうせ、僕のことでも考えていたんでしょ』

「！！！」

『図星だった？』

「違う！そんなことより、任務あるんでしょ！」

『戸締まり気をつけること。分かった？』

「分かっています〜」

『僕の先生は抜けてるところがある人だからなぁ』

ここまでの会話、全てボーっとした表情を変えず続いていたのです。
私の焦りとは反対に無一郎くんはやっぱり落ち着いている。

私だけが無一郎くんに対する好きが大きくなっているみたい。