第四十三話 ページ44
「甘露寺さんこんにちは
今日は”女子会”とやらをするとのことでしたので
アオイたちが教えてくれた流行りのお茶菓子を持ってきましたよ^^」
「さすがしのぶちゃん!気が利くわぁ♡」
会話が聞こえる方は行くと、甘露寺さんが私を紹介した。
「そうそう、しのぶちゃん!
この子が女子会を教えてくれたAちゃんよ!」
「こんにちは!Aと申します!」
「こんにちは^^胡蝶しのぶと申します。
Aさん、以前よりお元気になられたようで安心しました」
「「以前??」」
「しのぶちゃん、Aちゃんと会ったことがあったの??」
「はい。以前、鬼の襲撃で蝶屋敷に運ばれて来たのですよ。その際はAさんは意識が朦朧としていたので覚えていないのかと」
「蝶屋敷で私の治療をしてくださったんですか!
胡蝶さん、その節は大変お世話になりました。」
「元々2人は出会っていたなんて、運命的で素敵ね!」
「私のことは甘露寺さんみたいに下の名前で呼んでくださって構いませんよ」
「では…しのぶさんと呼ばせていただきます!」
「はい^^」
「羨ましいわ!私も下の名前で呼んで貰いたいわ!」
「蜜璃さんって呼ばせていただきますね」
「きゃ〜♡さらに距離が近くなったようで嬉しいわ!」
一同は庭先の見える和室に移動し、お茶菓子を広げた。
縁側を越えて見える先ではみちおが懸命に素振りをしている。
そしてその様子を眺めては指導する無一郎の姿があった。
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作者名:むいっちゃま | 作成日時:2021年4月21日 3時