第十五話 ページ16
「Aさん!!すみません!俺です!竈門炭治郎です!」
扉の外から息切れしている炭治郎君の声が聞こえてきた。急いで扉を開けてあげると
「お粥を置いていった人、誰だか分かりました!」
「(あ、聞くの忘れてた!) 誰だったの!?」
「霞柱の時透無一郎さんだそうですよ!」
「霞柱...?柱ってこの前炭治郎君が教えてくれた、鬼殺隊の中でも最強の階級だよね?そんな凄い人がお粥持ってきてくれたなんて...」
「それが、Aさんを蝶屋敷まで運んでくれたのも柱の時透無一郎さんだって聞きました」
「え!?そうなの!?一度も会ったことないのにそんなことしてくれたなんて...やっぱり直接お礼を言いたかったな。」
「胡蝶さんが言っていたんですけど、霞柱の時透さんが誰かに特別優しくしてる姿は初めてだったらしいですよ」
「そうなんだ...よっぽど酷い状態で倒れてたのかな(*_*)」
「時透さんのおかげでAさんがまた元気になったので、僕もお礼を伝えたいです!」
「はぁ...炭治郎君いい子すぎるよ...そんなこと言ってくれて感動しちゃうよ」
「本当のことですから!それでは俺はそろそろ出発します!」
炭治郎君を見送って、再び家の中に入った。
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作者名:むいっちゃま | 作成日時:2021年4月21日 3時