アイデア８１ 夕焼け ページ36
「あっ、そうだ！水の掛け合いっこでもするか？」
「あの、カップル定番の！？まぁ、いいけどｗ」
何もすることがないということで、結局南沢先輩の提案により、あの恒例の遊びをすることになった。
けれど、断じて恋人などではない！！
あの、前髪のフサフサ、ぺったんこにしてやる！！
変な闘志が湧く。
「いくよーー！」
パシャ！
「はっ！？ふざけんなよｗ俺の髪狙っただろ！？」
「まーねぇー」
「仕返ししてやる！」
パシャ
「つめたっ！目に入るじゃん！」
「さっき、海の中で目、あけてたじゃん」
「うるさいな！」
そうして、気づいたころにはもう、日は落ちかけ始めていて…
お互いの服、髪もべちょべちょだった。
「やりすぎたね…」
「あぁ…」
先輩も、服にしみた水を絞る。
にしても、なかなかせくしーだ。
無駄のない筋肉に腹筋といい、サッカー部は大体の人がきれいだ。
今日の海でそう思った。
これは、参考になる・・・。と、心の中ではしゃぐ。
でも、楽しい時間は過ぎ去るのが早い。
私たちは、砂浜に上がり、沈み行く夕日を眺める。
波が光を反射し、日は、山へと沈む。
自然って、本当に素敵。
いるだけで、心地よい。
「綺麗、だね」
「あぁ…雷門では見れない景色だな…」
「うん…」
本当は、このままずっとここにいて景色を眺めていてもいいかもだけど、
夕食が６：３０からだ。
今は五時。
着替えたりいろいろ用意をしていたらすぐになる。
「帰りましょう…悲しいけど…」
「まぁ、仕方ないな笑 いこう」
南沢先輩と一緒に、その場をあとにする。
…また、来よう。
まだ、一日目だ。楽しもう！
そう考えていたら足取りも軽くなっていて、
「ふっふーんふっふーふん♪」
いつもの鼻歌を歌いだす。
この鼻歌
お母さんがよく歌ってて私もよくするようになった。
名前は、忘れたけど笑
「…その鼻歌、なんていう曲？」
「へ？あぁ、忘れちゃった〜。でも、体に染み付いてる、ような？」
「そうか笑 いや、なんか気になって」
どうしたんだろう、急に。
気づけば先輩は、ぼーっと海を見ながら私と同じ歌を歌っていた。
その音色が、どこか悲しそうに聞こえたのは気のせいなのかな。
けれど、やっぱり時々思うんだ。
今までもあったけど、この人といるときはとても安心する
だから、何か悩んでいるなら
＿＿相談して…
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夏華(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2014年10月1日 17時) (
レス) id: 2ccbdb2088 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 刃斬 刀陽(はざん とうは）さん» ありがとうございますっ//がんばります！ (2014年5月20日 22時) (レス) id: 91142310ad (このIDを非表示/違反報告)
刃斬 刀陽(はざん とうは）(プロフ) - とっても面白いです！ハマりました！更新頑張ってください！ (2014年5月19日 18時) (レス) id: da78a6e755 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 神童ハルキさん» わぁぁ！！ありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ亀更新でごめんなさい(´；ω；｀)頑張ります！ (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - キキさん» コメントありがとうございます！！霧野くん、私もお気に入りです(笑) (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑の缶づめ | 作成日時：2014年1月13日 23時
