アイデア79 不思議 ページ34
それから、時間はあっという間に過ぎてしまって三人の時間は終わりを告げた。
｢もう、4時かぁ...もっといても良かったかもだけど、
向こうが帰らなきゃいけないみたいだし...仕方ない！｣
２人は、電車の時間の都合で帰ってしまった。
そのまま民宿に帰ろうと思ったけど、少し、景色を、眺めていようかな、と思った。
砂浜の上に座る。潮風が心地よい。
つい、鼻歌を、歌い出してしまいそうになる。
｢ふっふーん、ふっんふーふふーん｣
無意識に口ずさんでしまうこの歌。
題名は忘れたけど。笑
そうして、黄昏ていた。その時、視界が暗闇に染まった。
｢ちょっと、誰！！｣
一瞬、怖くなってビクついたが目を手で覆われてると分かるとその緊張も一気に解けた。
｢俺。南沢。そんなところで女の子1人いたら誰かに連れていかれるぞー？｣
｢先輩かぁー笑
びっくりしたじゃん｣
南沢先輩は、前髪を手であげると、私の隣に座った。
｢こうして、女の姿みるの、初めてだな。｣
｢そうですか？いつか、胸見たじゃないですか｣
｢いや、それは別。こうやってちゃんと見たのは初めて｣
先輩は、もう服に着替えていて、私はパーカーに水着｡
上からショートパンツは履いてるけどね。
目線をずらし、先輩に向ける。
いつも思うけど、なんでだろう。
先輩を見てると、ドキッとする。
それは、恋愛感情じゃないってことは分かる。
でも、それが何かわからないからこそ不思議なんだ。
最初は、変態の最悪だったのに今は一番信頼してる。
お兄ちゃんみたいで、頼れるし、なぜだか安心する。
やっぱり、こういう存在に、憧れていたのかな...。
そんなことを考えながら地平線に浮かぶ船を見つめる
先輩は、立ち上がり、服についた砂を軽く払うと
｢ほら。今日、ちょっといいところ見つけてさ！
行ってみる？｣
｢うん！｣
そういって差し出された手をしっかりと握った。
アイデア80 美しいこの景色→←アイデア78 友達は、やっぱりいい。
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夏華(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2014年10月1日 17時) (
レス) id: 2ccbdb2088 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 刃斬 刀陽(はざん とうは）さん» ありがとうございますっ//がんばります！ (2014年5月20日 22時) (レス) id: 91142310ad (このIDを非表示/違反報告)
刃斬 刀陽(はざん とうは）(プロフ) - とっても面白いです！ハマりました！更新頑張ってください！ (2014年5月19日 18時) (レス) id: da78a6e755 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 神童ハルキさん» わぁぁ！！ありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ亀更新でごめんなさい(´；ω；｀)頑張ります！ (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - キキさん» コメントありがとうございます！！霧野くん、私もお気に入りです(笑) (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑の缶づめ | 作成日時：2014年1月13日 23時
