アイデア73 水鉄砲大会 ページ27
砂浜の上をサンダルで歩くと、シャリシャリしていつもと違う感覚になる。
そんな些細なことに楽しみを覚えながら私は、みんなのところに着く。
｢おっ！桐谷！遅かったな！大丈夫だったか？｣
浜野くんが大きく手を振りながら私を迎える。
｢大丈夫大丈夫！ちょっと手間取っただけー｣
｢あぁ、なるほど｣
｢へ？｣
浜野くんは、何かを理解したのかニヤニヤとこっちをみる。
口には出さないけど、逆ナンとかでも思われているだろう
まぁ、いいや！！
｢とにかく、海で遊べたら！｣
と言って海へと走り出した...が
その寸前でとまる。
そうだ...。私、いくらパーカーでかくしてるとはいってもぬれたら終わりじゃん...。
そういうと、結局は行動は制限される訳で。
仕方なく、波打ち際のほうで遊ぶ。
｢...あーあ。みんなみたいにもっと深いところに行きたいなぁ...｣
そんな淡い期待をしているが、私はほかの女子みたいに騒げない。
かといって、深くで遊ぶこともできない。
｢おーい！桐谷、遊ばねーの？｣
倉間くんが、不思議そうに聞いてくる。
本当は遊びたいけど...
｢俺、泳げねーんだよな笑
だから、こっちで遊ぶわ！｣
そう言って、自分の気持ちを抑え、砂浜で遊んでいた天馬くん、信助くん、狩屋くん、輝くんたちに混ざる
｢先輩！来てくれたんですねっ！
今、水鉄砲大会してるんですよ！｣
｢へぇ〜、楽しそう！これ、つかったらいいんだね？｣
私は、すぐそこに置いてあった水鉄砲をもつ
水がまだ入ってなかったから、入れて、準備完了
｢準備できましたね...チームは、狩屋と天馬のチームに混ざってくださいね！
僕、これでも強いんで｣
輝くんは、ニヤッと笑うと、自分の定位置に構えた。
私も、急いで定位置にいく。
｢それではいきまーす！
３、２、１、START！！｣
天馬くんのその掛け声とともに、勝負がはじまる。
敵チームに、当てられた回数が少ないほうが勝ち。
私は燃えてきた。
｢はぁぁっ！｣
私の一撃は、見事信助くんに命中。
やった！と喜んでいると、下の方に冷たい感触が。
｢甘いですよ。スキがありすぎです！｣
輝くんだ。
輝くんは、そのあとも狩屋くん、狩屋くん、私、天馬くんと当てられ、
それから狩屋くんが信助くんを当てたけど...。
人数差はこっちのほうが多いのに戦力が違った。
輝くんのあの笑みの意味がわかるような気がした。
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夏華(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2014年10月1日 17時) (
レス) id: 2ccbdb2088 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 刃斬 刀陽(はざん とうは）さん» ありがとうございますっ//がんばります！ (2014年5月20日 22時) (レス) id: 91142310ad (このIDを非表示/違反報告)
刃斬 刀陽(はざん とうは）(プロフ) - とっても面白いです！ハマりました！更新頑張ってください！ (2014年5月19日 18時) (レス) id: da78a6e755 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 神童ハルキさん» わぁぁ！！ありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ亀更新でごめんなさい(´；ω；｀)頑張ります！ (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - キキさん» コメントありがとうございます！！霧野くん、私もお気に入りです(笑) (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑の缶づめ | 作成日時：2014年1月13日 23時
