アイデア66 安定の校長。 ページ20
｢おっ、神童に霧野に桐谷じゃないか！！
おはよう｣
バスがおいてある学校の駐車場にいくと、三国先輩が出迎えてくれた。
もう、バスの周りには結構の人が集まっていた。
｢おはようございます！
それにしても、結構来てるんですねぇ…まだ早いのに｣
私がそういうと、三国先輩は｢ん？｣と言いながら自分の携帯を、確認した。
｢出発まで、あと二十分。
だいたい普通だとおもうが…｣
その言葉に私はハッとした。
私が学校についたのは、だいたい五十分前。
ぼーっとしているうちに、そんなにも時間がたっていたのか…。
やっぱり朝は時間が進むのが早いなぁ…と思いながら二人と一緒に、集合時間まで話していた。
そして、ちょうど七時になったとき。
｢おはよう！みんな！！｣
すこししゃがれたあの声は、
｢こ、校長…｣
バスの前にどーんと立っているのはあのお調子者の校長
いつもどおりのＶサイン。
｢安定の、だね｣
｢安定の、だな｣
｢とりあえず、並ぼうか｣
お互いに頷き合う私と霧野君に対し、神童くんはどこまでもしっかりしていた。
名簿順に並び腰をおろす。
しかし、どこか違和感が…。
｢何人か足りない…よね？｣
綺麗に並んでいる列には、ところどころ隙間があった。
誰が遅れているんだろう…。
｢あと、来ていないのは誰じゃ？
とにかく、説明を、始めよう｣
そういうと、校長はコホンと咳をすると、話始めた。
｢おはようございます、皆さん。
今日は、朝早くからご苦労様です。
突然のことで驚いたでしょうが、本日から、千葉へ臨海学校に行きます。
それぞれの経験を、積んで、成長して帰ってきてください。
尚、それぞれの行動は、クラブ活動ごとに別れ行います。
顧問の先生も引率でつきますのでそれぞれの指示を聞きながらみんなで仲良く、楽しい旅行にしましょう。｣
って…校長はとくになにもしないのかい！！
と、心の中で突っ込む。
にしても、クラブで活動するなんて、珍しいことするんだなぁ〜、と思いながら
しゃがんでいたせいで痺れた足をさすり、三角座りにした。
そして、諸注意など、ある程度の説明が終わりそれぞれバスに乗ると指示がでたとき。
｢遅れてごめんなさぁ〜い！！！｣
大きな声を、あげながら重いカバンに足を取られながらも
必死に走ってくる生徒達。
そして、遅れているにもかかわらず、余裕綽々の顔でこちらまで歩いてきた人。
｢あれは…｣
アイデア67 遅れてくるのは、やっぱりあの人。→←アイデア65 その距離。800m。
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夏華(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！ (2014年10月1日 17時) (
レス) id: 2ccbdb2088 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 刃斬 刀陽(はざん とうは）さん» ありがとうございますっ//がんばります！ (2014年5月20日 22時) (レス) id: 91142310ad (このIDを非表示/違反報告)
刃斬 刀陽(はざん とうは）(プロフ) - とっても面白いです！ハマりました！更新頑張ってください！ (2014年5月19日 18時) (レス) id: da78a6e755 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - 神童ハルキさん» わぁぁ！！ありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ亀更新でごめんなさい(´；ω；｀)頑張ります！ (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の缶づめ(プロフ) - キキさん» コメントありがとうございます！！霧野くん、私もお気に入りです(笑) (2014年1月23日 23時) (レス) id: a372eb1a9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑の缶づめ | 作成日時：2014年1月13日 23時
