【イナゴ】マンガ家少女と少年たち～男子校はいろんな意味で危険です...～ (ページ7)

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アイデア６答えはもう、でてるじゃん！！ページ7

夜。

私は、馴染んだベッドに潜って今日のことを思い返した。

どうしたらいいんだろう...。

私は、横にかけてある私の中学校、聖霊帝女学院の制服に目をやる。

まぁ、もとは、制服が可愛くて入ったこの中学校。
共学の制服がダサすぎた。
そして、新たな第一歩を迎えるために私は女子校を選んだ。

でも...

マンガ家かって...。
勉強もそこそこ、運動もそこそこ、秀でているものといえば、絵を描くこと意外なかった。

そんなとき、コスモス、愛読漫画のとある部分で、少女漫画家コンテスト、というのがあった。
そこには、なんと、中学１年生で漫画家デビューを果たしたというのが大きく掲載されていた。
相田リツ。

その人に憧れて私も五年生のころから投稿を始めた。

それがみのったのが、4回目の投稿、六年生のときだ。

デビューという文字が目にはいったとき、私は嬉しさのあまり、お母さんやお父さんに涙を流して飛びついた。

嬉し泣きだった。
お父さんもお母さんもすごく笑顔で、おめでとう。とたたえてくれた。
やっぱり男のところでは指摘があった。
二人のあの時の嬉しそうな顔は今でも忘れられない。
陰ながらにも、毎日応援してくれた。

勉強にも、漫画にも...。

答えなきゃいけない。

お母さんもお父さんも、私の将来を考えていってくれてるんだ。

男をかけるようになるため、私が、よりよい漫画家になるために、

そして、また笑い合うために...

＿＿＿笑顔になるAを見たかった！！！＿＿＿

そうだよ。

何が、わからない、だ。

答えはでてるじゃん。

友達とはまた連絡もとれる。

このチャンスを無駄にしてはならない。

私は、ベッドから跳ね起き

横にかかっていた制服を無造作にハンガーから外し、
綺麗にたたんでタンスの奥にしまった。

「お母さん！！お父さん!!」

急いで下に降りると、
二人は机に頬杖をついて浮かない顔で下を向いていた。

ごめんね...私、行くよ...

「お母さん、お父さん...ごめんなさい!!
二人は私の将来を考えて手続きしてくれた!
私に期待してくれた。もっといい漫画家になるための道を作ってくれた！
私はそれを踏みにじろうとしていた！！
バカだよ私っ...!!
私、行くよっ...
＿＿行くよ！男子校に!!!!＿＿＿」

「うぁっ、あぐっ...Aっ!
私が謝らなきゃいけない...
勝手に決めてごめんなさい!
応援してるから!
どんなことがまってても私たちは貴方の味方!」

そうして、親子三人で抱き合った。