【イナゴ】マンガ家少女と少年たち～男子校はいろんな意味で危険です...～ (ページ42)

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アイデア４０　連載開始！！ページ42

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今日は、休日。

特に何も予定とかは入ってない日。

でも、ついに私のマンガ、『嘘と恋の迷宮(ラビリンス)』が連載される！！

今日発売のコスモスで連載がＳＴＡＲＴする。
ドキドキとワクワクが収まらない今日、私はその雑誌を買いに出かける用意をする。

「いってきまーす！！」

今日も外の空気は新鮮！！

こうやって、女の姿で過ごすのってやっぱり楽だなぁってつくづく思う。

いつもの通りを抜け、商店街へと足をすすめる。

そして、目の前に本屋が見えたとき。

「げ...まじで...？」

そう、目の前にあのマサキくんと霧野くんが...

こんな姿見られたら...バレる！！！

...かもしれない。

まぁ、それなりにここまでやりきってるんだから多分大丈夫だという確証を得て
とりあえず、かかわらないようにすることにした。

私は、見ず知らずの人のように本屋にはいろうとした...。

が。

「あ、あの人かわいいですね先輩wナンパしません？」

「馬鹿！何言ってるんだ！」

小さな声でひそひそ話してるのが聞こえてきます。

しかも、なぜか私のほう指差して。

おい。私は毎日お前らの目の前にいるじゃないか！！
と今すぐつっこみたくなったけど、我慢...。

店頭にならんだコスモスの雑誌を手に取る。

「わぁ...ちゃんと載ってる！」

そこには、あらかじめ教えてもらってたとおりのデザインで
表紙があった。

しかも、まさかの初回から表紙に！！

もう、嬉しいのなんのって...(´；ω；｀)

いまにも飛び跳ねそうだった。

私は、コスモスを一冊手に取りぎゅっと抱え、レジへと向かった。

なんだか、緊張した。

レジのピッっていう音すらも私にはワクワクした。

そして

「あ～っ！買った買ったっ！！」

腕に紙袋に入った漫画を抱きしめ本屋から出る。

そして、少し歩いた時

「ねぇねぇ、君、どこか俺らと遊ばない？」

後ろから肩をトントンとされたとともに、そんな声が聞こえる。

はぁー、さっきの二人め...相変わらずだな、と思い振り向いた。

でも...

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そこにいたとは、霧野くんや狩屋くんなんかではなく、見ず知らずの若いお兄さんでした。