【イナゴ】マンガ家少女と少年たち～男子校はいろんな意味で危険です...～ (ページ26)

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アイデア２４　とある交差点での出会いページ26

「いってきまーす！！！」

翌日。
昨日は、いろいろと考えてしまって、なかなか眠れなかった割には
結構頭がさえていた。

ママに、大きく手を振り大きな歩幅で歩く。

なんだか、足取りが軽い。

それから、数十分、とある交差点に差しかかる。

あ、青じゃん！ラッキー♪

ここの交差点は、結構信号に引っかかるし、青でいる時間も結構短い。
今日は、やけに信号運河いいな！と思った。

しかし、あと、ほんの数メートルのところで、その青信号は点滅しだした。

「やばっ！」

わたりきろうと思い、急ぎ足でその横断歩道にでる。

その時だ。

ヴ――――――――――――――――ーッ！！！！！！！！！

けたましいサイレンを鳴らして、大きなトラックが数メートル先まで迫っていた。

急いで、渡ろうとしても、体がひるんで足が動かない。

(うそっ...！！！！)

私の顔は、恐怖にみちる。

もうだめだっ...と思い、目を閉じた瞬間、ふと、私の体が宙に浮いた。
それは、一瞬のことで、私は、反対車線にたどり着いた。

そう、私は、抱きかかえられて一瞬にして危機から回避できたのです。

その場にぺたんと座り込む。

「はぁっ...はぁっ...あの、ありがとう...ございますっ...」

混乱する、脳内を動かして、その助けてくれた人に例を言う。

「いえ。
でも、これからは気をつけてくださいね」

そう言って、手を差し出す人は、チャラそうな人だった。

「その制服、雷門か...
まぁ、これからは気をつけろよ」

さっきまでの敬語はどこに行ったのだろうか...。

私が学生だとわかった瞬間急にタメ口になり、
そのまま、人ごみの中へと、紛れていった。

しばらく放心状態で、まわりの目も気にならなかった。

ただ、これからは、気を付けよう、とおもった。

・

・

これも、また出会い＿＿＿