【イナゴ】マンガ家少女と少年たち～男子校はいろんな意味で危険です...～ (ページ18)

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アイデア１７　大きな決断。ページ18

「ち、違いますよ！！俺が女！？女に似てるとはよく言われますけど、勝手な冗談やめてくださいよw」

反射的に、否定する。

けど、南沢先輩は顔一つ変えず無表情。

そして、

「だったらさ、男って証明しろよ、胸、見せろ」

「は？何言ってんだよ」

「だってさ、男なら胸くらい見せれるだろ？
...それとも、どうしても...っていいたいのか？」

そう言って、怪しく微笑んだ。

どうしよう...

これで、誰かにバラされたら
きっとここからでていかなきゃいけなくなる...。

そういっても、あの女子校は私立だ。

再受験しないといけないし、

まず、親を裏切ってしまう...。

「そんなに脱がないなら俺が脱がせてやるかぁー」

「っ！やめろっ！！」

俺は、必死に抵抗するも、やっぱりかなわない。

南沢先輩の手は、一気にブレザーを脱がした。

ブラウスのしたは...

サラシだ...。

「やめろ！！！」

どれだけ抵抗しても、その手は動きを止めない。

ブラウスのボタンを１つずつ外していく。

その、いやらしい手つきは女慣れしていることを証明していた。

「ふーん、サラシ、ねぇー」

ブラウスも脱がされ、俺はついに、丸腰となった。

「っ...そうだよ、俺はっ...私は、女だよ...いろいろ事情があってここに来た...」

南沢先輩はふーん、といいながら私の上半身をチラチラと見る。

ダメだ...恥ずかしい...。

「事情ねぇー、それはさ、また聞くけど、
言って欲しくなかったら、胸、見せろ」

っ...卑怯なやつ...。

私は、一気にこいつが嫌いになった。

けど、黙ってほしい...。

私は、葛藤した。

黙ることを優先するか、
出ていくことを優先するか...

それは、難しい問題だった。

でも、ここまで来るのに応援してくれたみんなを裏切りたくない...

だから、

「わかったよ...
胸、見せるからさ、
絶対黙って」

大丈夫、男に胸見せるくらい...。
大丈夫...。

「じゃあさ、サラシ、とって」

そう言って、私を壁に押し倒す。

...いわゆる、壁ド.ン...。

私は、南沢先輩に塞がれて、逃げることはできない。

ただ、従った。