【イナゴ】マンガ家少女と少年たち～男子校はいろんな意味で危険です...～ (ページ15)

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アイデア１４　後輩はやっぱり可愛い！！...けど、なんでドキドキするのでしょうかページ15

「どんな子達がいるんだろっ...」

ついに、一年生と対面しちゃいます！！

そういって、向かったのが１－C

手前にあった教室！

その教室は、ドアが開いていて中が良く見えた。

すると、ひとりの子が俺たちに気づいたのか近づいてきた。

「神童先輩！霧野先輩じゃないですか！！一年の教室に来るなんてめずらしいですね！」

その子は、目をキラキラさせていった。

茶色の髪の毛で、頭にコロネがついている子！
…天然パーマか！！

その子は、すぐそばに立っていた俺を見ると言った。

「あの、見ない顔の人ですけど、誰ですか？」

「あぁ、転校生の桐谷桃矢だ」

「そうなんですかぁ～、よろしくです！！」

「あっ、よろしくっ！！！」

その子は、俺にエンジェルスマイルを浮かべた。

ヤバい...、可愛すぎる...。

今すぐにでも抱きつきたい衝動にかられる...けど我慢！！

「俺、サッカー部のキャプテンやらせてもらっています！松風天馬っていいます！！」

「へぇ～、神童くんたちと同じなんだぁ...
って！一年生なのにキャプテン！？」

「はい！元は、神童先輩だったんですけど...今は俺がやらせてもらっています！」

「天馬は、みんなをひとつにまとめてくれる、いいキャプテンなんだ」

「！神童さんっ...！」

二人の感動シーンは別として...

凄い...うちの学校なんか一年生は雑用のみだよ！？
怖かったよ...！

あの鬼のような練習が脳裏に浮かぶ。

考えただけで身震いが立った。

「どうした？なんか震えているぞ...？」

「あー大丈夫ー！！至って調子は普通なのでー」

「そっ、そうか？」

霧野くんが心配そうに聞く。

俺は、半分冷や汗をかいていた。

超棒読みでいった私に、霧野くんはちょっと引いたかもしれない。

苦笑いをしている。

「でもさ、一年生でキャプテンって憧れるよ」

「そうだなー」

二人が仲良さそうにしゃべっているので、俺は、霧野くんとお話することにした。

「霧野くんはポジションはどこなの？」

「俺か？DFだよ」

「そうなんだ！！そういえば、DFの要、だっけ？前の学校でそういう奴がいたって言っててさ。
霧野君のこと？」

「まぁな...そう言われてるからにはちゃんと果たさなくちゃいけない」

「うん。頑張れっ」

なんだろ、なんだか、霧野君といるとなつかしい匂いがするんだ...。

いつか、会ったことがあるのかな...。

でも、なんでだろう。
すごく今、ドキドキしている...。