【イナゴ】マンガ家少女と少年たち～男子校はいろんな意味で危険です...～ (ページ12)

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アイデア１１　仲間だと思われることは嬉しい！...非常に嬉しい！！ページ12

「紹介遅れたな、俺は神童拓人だ。
サッカー部んで、お前の左隣にいるやつが」

「霧野蘭丸だ。同じくサッカー部」

「桐谷桃矢。よろしく！」

はぁ...私は幸せ者です...。
美形2人が隣同士、だなんて...。

これ、もし女子がいたら殺されることまちがいなしだよ ...！

霧野くんはピンクの髪の毛を二つに結っていて顔立ちもうん、イケメン。
でも、最初は、女に見えてしまった。

「でもさ～、俺、霧野くんのこと最初女だと勘違いしちゃったよ～」

「はぁ...もうそれは聞くな...悩みの種なんだよ」

霧野くんは随分と落ち込んでいる。
相当、女だと言われるのが嫌なそうだ。

「とにかく、ごめんって！！」

「ああ、まぁでも！お前も最初女かと思ったしな！！」

「はい？」

え...

まじっすか...。

「おおお俺は男だよ！うん～」

ヤバい、ヤバイよ...。

バレてしまうのですか...？

「ちょっ、どうしてそんな蒼い顔してるんだよ！！
女に見える～っていっただけだし！可愛い顔立ちしてたから～
でも、えっ...まさか...本当に...？」

「ちっ違うよ～！！！
いや、俺もそう言われるの嫌でさぁ～！！」

「あっ、そうだよな！！
同類発見！！まあ、よろしくな！！」

「うん～」

ヤバい...逆にバレそうになった...。

平常心を保とう...。

俺は、一生懸命笑顔を作る。

バレてはいけない...。

「まぁ、良かったんじゃないか？霧野。
仲間もできたことだしさ！」

なっ、仲間...！？

神童くんは、ははっと笑った。

「おい～、まぁ、いいかもな！！」

共感しちゃったよ...。

まぁ、仲良くなれたなら、よしとする...。

でも、これは、水鳥と茜に報告しないとだよね(笑)