チート少女と轟くん［轟焦凍］ (ページ38)

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ラディページ38

『ごめん、知らないや…』

と緑谷くんは申し訳なさそうに言うんですが

むしろ知ってた方がびっくりしますね。

『じゃあ、”ラディ”というプロヒーローについて何か知っている事はありませんか？』

そういうと、緑谷くんは輝いた顔をした。

『！！ラディ！知ってるよ！個性が瞬間移動のヒーローだよね！！！はじめて敵を倒す時どこからともなく現れて、他のヒーローが躊躇して倒せなかった敵を瞬時にたおしちゃったんだよね！？それから……』(読まなくて可←)

『(”ヒーローオタク”ですもんね…。それにしてもこれほどとは…)』

『い、いやそうじゃなくてですね…！ラディが関係している事件とかのことです！』

緑谷くんは少し考えてから言った。

『う～ん。あんまり詳しくは聞いたことはないんだけど、10年くらい前に事務所の近くで敵の襲撃にあって被害を最小に押さえたっていう事件とかは知ってるよ！』

『そうですか！ありがとうございます！』

『い、イエ。ドウイタシマシテ！』

『ふふっ。片言になってますよ。』

『(やっぱり、”事件自体”は知っていても事件の名前は知らないですよね…)』

そんな会話をしているとあっという間に教室についてしまった。

もうチャイムも鳴りそうなので、急いで席についた。