未来を呪う【呪術廻戦】【短編集】 (ページ12)

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『どんだけしゃけに長文な思い込めてんのよ、棘君は！！』

「まあ、そんなカリカリすんなって。カルシウム足りてる？」

『足りてるよ！毎日牛乳飲んでるよ、真希ちゃん！』

任務が終わったあと、何も考えられなくてその日はすぐ帰って寝てしまった。

そのあともあんまり気持ちが整わなかった。

やっと落ち着き、冷静に考え始められる様になったのは、ちょうど1週間後である今日だ。

絶賛真希ちゃんに恋のお悩み放課後相談教室を開講してもらっているところである。

「にしても棘がそんな長文を考えてるとはな～。で、まんまと惚れちゃったてわけか。」

『しょうがないじゃん。普通に「おつかれさまんさ～」とかかんがえてるとおもうじゃん。あんなに気遣ってくれるなんて私知らなかったもん！長文だって思わなかったんだもん！』

しゃけの裏側にそんな優しさがあるなんて知ったらみんな惚れてしまうに決まっている。
そう惚れて……………………

『真希ちゃん！』

「お、おう？」

『真希ちゃんは、棘君に惚れてない、よね？』

「あ？あ～～～そういうことか。安心しろ。惚れてないよ。」

『はああああ、、、良かった。』

惚れてたら真希ちゃん美人だから勝ち目なくてギャン泣きしてたかも。

「…でも、あんまり安心するのは良くないと思うぞ。」

『へ？』

「棘は顔が整ってるからな。いつAのライバルが現れてもおかしくない。」

『それって、もしかしなくてもマズイよ、ね？』

「非常にまずい。もしかしたら今頃誰かに告られてたりしてな。」

つまり、私とか真希ちゃん以外の女の人と仲良くするってことだよね。

…それはいやだ。

『私、棘君のところ行ってくる。』

「…おう、行ってこい。

幸せになれよ。なあ、パンダ。」

「げ、バレてたのかよ」