【SixTONES】月とオオカミちゃんには騙されない。3

#8ー14 ページ25

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脱落発表を聞くため、メンバーは全員でアトリエから公園にやって来た。



あいり「まって見つけちゃったんだけど……」
せな「うわ本当だ、、」


そう言って指さす先にあったのは、

赤い手紙を持つオオカミのオブジェ。




大我「赤だけ？」

あいり「だけっぽい……」

乃々華「赤い手紙は嫌な事しか書いてないもん…」



みんながオオカミのオブジェの前に集まり、
赤い手紙を恐る恐る取る慎太郎

慎太郎「じゃあ俺読む」



封を開け、手紙を取り出す。

11人は慎太郎の声に耳をすませた。




慎太郎「『オオカミちゃん投票』で最もオオカミだと疑われた女子1名が
本日 太陽が落ちた後 脱落します

ただし 脱落した女子は『落ちないで投票』の投票数が『オオカミちゃん投票』を上回っていた場合のみ
復活することが出来ます

『落ちないで投票』の結果は
アパレルショップが期限内に完成し
みなさんが告白の権利を獲得した場合にしか公開されません

また 脱落した女子が復活できるのは」




二宮『大事なのはここよ』
相葉『いつ？いつ？』




慎太郎「最終告白の日と その前日の2日間のみとなります」





北斗「…………え、じゃあ、復活してもTGC出れないってこと……？」



A「まってウソでしょ……？」

あいり「え、ムリムリムリ」

乃々華「出れない、の……？」

嶺亜「…………え、」

せな「その子の衣装は、？」

エリカ「折角みんなで頑張って作ったのに…」



乃々華「ええ、まって……(泣)」

あまりのショックに蹲り、嗚咽を漏らすAと乃々華




樹「……何も言ってあげられないわ」
北斗「…………」
と、歯を食いしばり涙をこらえる樹と北斗



せな「みんなで出れると思ってたのに」
と嶺亜と抱き合って泣いてしまったせな



12人でTGCのランウェイに立てないという悲しみに暮れるなか、ジェシーが

ジェシー「……でもさ、今日はとにかく楽しもう！
思い出作ろうよ！」

と鼓舞するように言うと、続いてエリカも。

エリカ「最後は笑顔で終わろ。楽しもう！」



2人の言葉に励まされたみんなは涙を拭い、

樹「ぅおっしゃー！楽しむべ！」
嶺亜「うん！思い出作ろ」
乃々華「しんみりしててもしょうがないもんね」




と、この日を全力で楽しむべく、笑顔になった12人だった。




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