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倒れた事を知った濱家パパ｡
濱｢それは言われてもしゃーないな｡｣
｢あぁ…パパまで｡｣
濱｢心配してるんよ皆｡
ルール守れそうにないなら家で一緒に住むか？｣
嫌でも食べさして､寝かせるで｡って。
｢守れます｡守ります｡｣
河｢よし｡言うたな｡絶対やで｡｣
私の目線に合わせて頷いた｡
濱｢それはさておき､俺パパなん？｣
｢はい｡ゆずるさんはママです｡｣
河｢なんで濱家と夫婦やねん｡｣
｢お似合いですよ｡｣
うるさいわ！と総ツッコみをくらう｡
石井さんやリリーさんに知られなくてよかったー｡
あの人たち説教どころじゃなさそうやもん｡
マネージャーが私の体調を考え､仕事を減らすと言い出し､
吉本坂の活動と東京以外での仕事を一旦停止した｡
大好きなマンゲキメンバーに会えなくなって
身体ではなく心が元気を無くしていく｡
石｢A元気ないなぁ｡｣
それは誰が見ても分かるようで｡
｢元気ですよ｡ただ…大阪が恋しくて…｡｣
石｢なるほどなぁ｡｣
そんな事言ってたってどうしようもないんですけどね｡
｢石井さん､どこか行きましょうよ｡｣
石｢カフェじゃない所でもあり？｣
｢お？もちろんです｡｣
この人カフェ以外の場所知らんのかと思っとった｡
知る人ぞ知る小さな神社
眺めのいい展望台
澄んだ空気に､緑が生い茂る公園
どこも初めて来る場所｡
二人並んで歩いて
のほほんとした時間が過ぎていく｡
｢あ｡そうだ｡｣
今なら石井さんの笑顔の写真撮れそう｡
｢石井さん､最高です｡
やっぱり一番尊敬します｡｣
石｢なんやねん急に｡｣
こっちを見た瞬間にシャッターを押したが
｢笑顔見せてくださいよ｡｣
石｢撮るな｡なんで見せなあかんのよ｡｣
ちぇっ｡
何度か試みるも失敗ばかり｡
石井さんのほっぺを掴み無理やり口角を上げる｡
石｢痛い｡｣
｢…ぷっ…変な顔…｡｣
思わず私が笑ってしまった｡
石｢ホンマ酷いやつやなぁ｡｣
頬をさすりながら睨まれる｡
仕返しだというかのように
私の両頬を抓った｡
｢いひゃいでふ…｡(痛いです)｣
石｢ぶっさいくやなぁ(笑)｣
くしゃっと笑う｡
今や！
カシャカシャカシャと連写｡
｢よっひゃ〜〜いひいはんのえひゃおひょっひゃひょ〜！
(よっしゃ〜〜石井さんの笑顔撮ったど〜)｣
上京して出来た目標その�．�リア｡
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作者名：あまから | 作成日時：2021年7月28日 21時
