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▽リリーside
ミックスナッツが久しぶりのマンゲキステージに戻って来た｡
俺もAと話したいし思いっきり触れたい｡
けど､人気者やから一気に皆に囲まれた彼女｡
次いつ顔見れるか分からんのに近づけん｡
くそ｡嫉妬は醜い｡
だからその場を離れた｡
少しして目の前に現れた天使｡
抱き返してきて
｢私も､リリーさんに会いたかったです｡｣
俺は夢でも見とんか？
あのAが俺を愛おしそうに見つめとる｡
｢また｡｣
そう言って彼女が去った後も上の空｡
盛｢おい､リリー｡｣
YouTube撮影準備中
リ｢…はえ…？｣
盛｢大丈夫か？｣
大丈夫ちゃう｡なんも集中できん｡
リ｢ちょっと一発ビンタしてくれへん？｣
盛｢あなた､撮影前に何を言うてんの？｣
そう言いながらもまぁまぁなビンタをお見舞いしてきた｡
痛い｡夢ちゃうかったんや｡
え｡じゃあなに？Aは俺のこと好きなん？
リ｢あかんしんどい｡｣
盛｢俺やり過ぎ？すまなんだ｡病院行き｡｣
やばいまじでもう会いたい｡
リ｢えぐいわホンマ…｡｣
いつまで経っても落ち着かない｡
デレたAの破壊力恐るべし｡
目を瞑るとあの匂いが蘇った｡
どうして俺は上京を引き止めんかったんやろ｡
こんなにも会いたくて触れたくて苦しくなるやなんて｡
盛｢最近様子おかしいで？そんなにAが恋しいんか？｣
リ｢…おん｡｣
盛｢なにそのトーン｡
え？あなたホントの本当にAに本気なん？｣
リ｢本気よ｡じゃないとキスなんてせんやろ｡｣
そう言うと
新｢はぁ!?冗談じゃないですよリリーさん！｣
たまたま近くに居て
喚き出すA親衛隊隊長の新山｡
リ｢俺がAに本気になったらあかんの？｣
盛｢アカンよ｡｣
新｢あきません！｣
何この二人､めっちゃ厳し…！
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作者名：あまから | 作成日時：2021年7月28日 21時
