名前を覚え、風太郎驚く。 ページ3
風「そんでだ、兄貴。まさかと思うが、兄貴も家に来るのか？」
俺「それ以外なんかある？」
風「まじかぁ。三人でもせめぇのに兄貴が来たら余計せめぇんだよ！」
俺「おん。そうだな。」
そんな俺と風太郎の会話を五つ子ちゃんたちは静かに聞いている。
俺「あっ！そうだった！」
風「って、俺の話聞いてる！？」
そんなこと言ってる風太郎は置いといて、俺はどうしても気になっていたことを聞いてみた。
俺「五つ子ちゃんたち！名前教えてもらっていいかな？」
？「当たり前じゃない。」
？「良いですよ」
と言ってくれた。
一「じゃあ、左から、･･･私はご存知の通り一花です。」
？「二乃よ。」
？「三玖」
？「四葉でーす！」
？「五月です。」
俺「オケ。覚えたぞ！」
一「ホントかなぁ？」
俺「ホントだよ。俳優の力舐めてるのかなぁ？」
俺たちの会話をボケーと見ている風太郎。
一「じゃあ、お姉さんたちが確めてあげよう」
俺「俺の方が年上だけどな。･･･よろしくお願いします。」
と言ったら五つ子たちがバラバラに動きだした。見ているとつまらないと思い目を瞑った。
数秒後、一花がもう良いよ、と言ってくれて目を開いた。パッと見、誰が誰か分からないけど俳優の俺はもう覚えている。
俺「ふふぅん。簡単だね。右から四葉、一花、五月、三玖、二乃だな。」
一「おぉー！正解！簡単だったかな？」
どや顔をしていると風太郎が震えた声で話しかけてきた。
風「なっ、兄貴。なんで、なんでわかるんだよ。」
俺「愛。」
風「んだよそれ。」
俺が愛と言った瞬間五つ子ちゃんがフリーズしたのがわかった。
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作者名：眠る人 | 作成日時：2022年2月13日 13時
