赤い短編集 2【あ/ほ/の/坂/田】 (ページ5)

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お仕置き。ページ5

※坂田さん視点のお話。若干のヤンデレ要素有り。
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「……ねぇ、坂田？？」

終礼を終えて周りに誰も居なくなった教室。

怯えるような彼女の声が響く。

そうやんな、いきなり壁に押し付けられたりしたら怖いやんな。

でも、怖がってる顔もいいな。

そんな震えた声で俺の名前呼ぶんや。可愛いな。

「なぁ、さっきセンラと喋ってたやんな？俺全部見ててんけど」

「しゃべってたけど……あれは！折原くんが委員会サボったから、その、伝えに行っただけで……」

ふぅん。そうやって理由つけたら許されるとでも思っとんかな。

俺にしてみれば、Aの視界に違う男が入ったってだけで吐き気するねんけど。センラは親友やけど、それとこれとは別の話。

「別に何の話かとか聞いてへんねんよな、俺以外の男と関わんなって言うたやん。俺だけ居れば充分やろ？」

だって俺ら、付き合っとるんやん。何で俺で満足してくれへんの？

「それと、スカート短すぎ。何で2回も折っとるん？膝丈にしとけって俺何回言うたっけ」

「し、知らない！制服ぐらい好きに着させてよ！！」

「折ってどうするん？誰に見せるん、その脚」

「別に誰って訳じゃ……、ただの自己満足じゃない」

「納得できへん」

近くの机に彼女を押し倒し、スカートから覗くその脚にちゅ、と吸い付いた。

ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。……数え切れないぐらい、沢山。

引き締まってるけど程よい肉付きの白い脚に、紅い華はよく映える。

「なぁ、こうしたら脚出されへんよな」

「何で、こんなこと」

「何でって……、Aが言うこと聞かんのんが悪いんやん」

こちらを精一杯睨み上げてるその顔が、この上なく愛おしい。

抵抗しとるつもりなんかな。そんなん可愛いだけやで。

上体を起こしてその小さな身体を抱き寄せ、つつ、と腰辺りをなぞってみれば、幼い顔に似合わぬ艶っぽい声が俺の耳元にダイレクトに伝わってくる。

「俺の事だけ見てて。俺の声だけ聞いて。全身、俺でいっぱいにしたるから」

そう囁けば、また真っ赤になって俺に全部を委ねてくれる。

あぁ、やっぱり可愛い。せかいいち、だいすき。

ずーっと、俺だけ見ててな？

えっちぃめのお話が書きたかったのに色々失敗してたやつ。何にもえっちくなかったです()