すれ違い。 ページ9
日付が変わり、時刻は2時過ぎ。
がちゃ、と言う音とともにドアが開いた。
「さかた！おかえり！」
「A。起きとったん……？？」
「さかたの顔ね、一目だけでも見たくて待ってた！」
ついこの前から同棲を始めた彼氏、坂田優。
今日も無事帰って来てくれて良かった。
「今、ご飯出すからちょっと待」
「俺さ」
私の話を遮るようにさかたは低い声で言った。
「遅なるから先に寝ててって言うたよな？ご飯とかええから。自分で用意するからもう寝てて」
その言葉が心臓にぐさり。
仕事で疲れてるであろうさかたを少しでも癒したかっただけなのに……。
「さかたは……？」
「俺は……、まだ作業あるからそれから寝る」
「それって少しだけ？？じゃあ、私も待ってる」
そう言って、立ち上がろうとしたが。
「ええって」
「……でも」
「邪魔やから、先寝とって」
「……はい」
あぁ、今日もうまくいかなかったなぁ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「あぁああっ！！」
翌朝、嫌な予感とともに目が覚め、時計を見ると表示は8:30。
やばい！寝坊しちゃった……！！
……いや、私はお休みなんだけどさかたが今日は朝早くからお仕事だったから……。
「朝ご飯作ろうと思ってたのに……」
昨日は邪魔になるようなこと言って怒らせちゃったし……。
LINEを開き、メッセージを送信。
Aおはよう
A起きられなくてごめんね。お仕事頑張って
すぐに既読はついた。
坂田今日は、収録終わったらLIVEの打ち上げあるから。9時には帰る。
あっ……、じゃあ晩ご飯は要らないね。
今日はちょっと早いから、無理しなくても起きていられる時間だ。……配信、あるかなぁ。
実を言うと、さかたと付き合うようになってから、私は初めて歌い手と呼ばれる人達に興味を持ったんだよね。
さかたや、さかたのお友達の曲は欠かさず聴くし、たまにみんなの生放送をこっそり聴いたりもする。専用のTwitterアカウントも作っちゃった。
普段、家で喋れるというのに生放送でコメントを読まれたときは飛び上がる程嬉しかったなぁ。
……まだ機嫌が悪そうだったからそれ以上のやりとりはやめておこうと思い、アプリを閉じようとすると。
坂田晩飯美味かった、ありがとうな
……あっ。
食べてくれてたんだ、昨日の晩ご飯。
その一言で、さっきとは裏腹に心が舞い上がった。……単純な奴だなぁ、私。
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サク(プロフ) - やさん» 了解しました！こちらこそ理解力がなくすみません。恐らくLIVE仕様などになるかと思いますが是非続編にて書かせて頂きます！素敵なリクエストありがとうございます！ (2019年8月25日 13時) (
レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - サクさん» わかりにくくすみません。坂田さんが夢主に対して嫉妬するという設定です、、！ (2019年8月24日 5時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
はるねこ。(プロフ) - サクさん» いえいえ、、、！素敵なお話をありがとうございます！！思っていた通りで楽しく読ませて頂きました！これからのお話も楽しみです♪これからも応援しています！！ (2019年8月24日 1時) (レス) id: 275c852316 (このIDを非表示/違反報告)
サク(プロフ) - やさん» リクエストありがとうございます！お話が満タンなので続編にて書かせて頂きますね！しかしすみません、少しリクエストの意味が汲めてないです汗 どちらがどちらに嫉妬するのでしょうか？？理解不足で申し訳ありません！ (2019年8月24日 1時) (レス) id: b15236861c (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - こんばんは〜いつも愛読しております！今回リクエストの方初めて送らせていただきます。夢主がリスナー設定の「嫉妬されて喧嘩する」お話が見たいです！いつでも大丈夫なので更新できるときによろしければ、、！応援しております！ (2019年8月23日 17時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サク | 作成日時：2019年2月14日 8時
