103 ゲーム。 ページ12
部屋に戻ると、男子まで女子部屋に集まってた。
「おかえり」
「早かったねー」
「Aさん、待ってたよ」
「さぁ、お話聞かせてもらおうか？」
「……お話？何のことかな。おやすみなさい」
とりあえず布団に入って寝た振り。
「こらー！」
「起きろ起きろ起きろ！」
抵抗も虚しく呆気なく布団は引き剥がされ、引き摺られるようにみんなの輪に参加させられました。
「坂田に告られたんだよな？？」
「返事、したの？？」
「デートした？」
「付き合うのー！？」
とにかく質問攻め。……1人ずつ喋ってくれー。
「付き合うことにはなった。……けど、逃げてきちゃった」
自分でも頬が熱くなるのが分かる。思わず俯いた。
「えっ！？ばっかじゃないの！？」
「何で逃げたんだよ！」
「その……、恥ずかし過ぎて死にそうだったから……」
「うーわ、A酷い」
「坂田可哀想〜」
今度はブーイングの嵐だ。
確かに、逃げたのは悪かったけど！！みんな怖過ぎる……。
「今からやるUNO大会、坂田も呼んでるから。仲良くしろよー」
「……へ？」
顔を上げて入り口の方を見ると、そこにはちょうどさかたんの姿が。
「お、来た来た！始めるぞ〜」
「ちょ、何で来たの！！」
「ん？UNOやるって言われたから来たんやで。……何や、もしかしてAのために来たと思った？？」
「んな！そんなこと……！！」
「そっか、そんなに俺のこと好きかぁ」
「違うもん！！」
……よりによって、Sモード発動してるし。
私のことをごちゃごちゃとおちょくりながらさかたんは、私の隣にどかっと胡座をかいた。
肩同士がくっつくぐらい近くて……、恥ずかしい。
「んふふ、照れてる〜」
「照れてない！暑いから離れて！！」
意志に反してどんどん茹でダコになってく私を見て図に乗ったのか、ぎゅうぎゅうと抱きついてくる。
やばい、バランス崩す……っ！！
「うぁあっ！？」
咄嗟の判断でさかたんを反対側に突き飛ばした。向こう側の男子に激突してるけど気にしない。
……危ない。また事故るところだったよ、しかも公衆の面前で。
「いったぁ〜」
「Aさん、俺にまで巻き添え喰らわすとか酷いー」
「うっ、うるさい！……UNOやるんでしょ！！」
「Aとくっついてやる〜」
「だめ！手札見えちゃう！！」
さかたん、ほんとにやめて……！頼むから、自分のかっこ良さを少しは自覚して！！
「ほらほら、いちゃつくのはそこまでにして。始めるよー」
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ポン酢(プロフ) - つい最近みはじめましたずっと更新待ってます(;o;) (2020年2月11日 14時) (
レス) id: 76be53e752 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2020年1月9日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
サク(プロフ) - お月さまさん» 返信遅れて申し訳ありません汗 コメントありがとうございます！ノロノロ更新ですがこれからも頑張ります！ (2019年6月2日 11時) (レス) id: 06cbca279d (このIDを非表示/違反報告)
お月さま - 面白い所と感動する所があって最高です 更新待ってます！ (2019年5月6日 19時) (レス) id: ed0858bcdb (このIDを非表示/違反報告)
りん。(プロフ) - 燈乃さん» コメントありがとうございます！私自身、最近上手く書けないなと思っていたのですがそう言って頂けると本当に励みになります！頑張ります！！ (2019年2月19日 22時) (レス) id: 06cbca279d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サク | 作成日時：2019年2月13日 1時
