青と青の出会い (ページ24)

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過去と現在2　俺は無職ページ24

side ｽｶｲ

------3年前、スカイ･ドーレ23才-------

「あぁーねみぃなー」

俺はいま、無職だ。
大学の卒業後、見事に就職活動に失敗した俺はとくにすることもなく家でゴロゴロしている。
そんな俺に訪ねてくるやつと言えば…

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

「おい、勝手に入ってくんなよ」
「うるさいわね！どうせ出てこないじゃない！インターホン押すだけ感謝しなさいよ」

こいつだけは何故かこんな俺を何かと構ってくる。

「じゃあ、昼ごはんつくるわねー」

毎日のように来て、飯をつくって一緒に食べて帰っていく。
ときどき掃除もしていく。

今日もきっと飯をつくって食べて帰るんだろうと思った。
が、

「ねぇ、裕、私と一緒に住まない？」
「…！…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……は！？」

何をいってんだこいつは！

「このままじゃあなたずっと無職のままよ？」
「それと一緒に住むこととなんの関係が…！」
「だから、私がお父様にお願いしてウチの会社で働かせてあげるわ。」

確かこいつの会社って結構有名なとこだったよな…
だが、

「やっぱり、一緒に住むことと関係ないじゃねぇか！」
「うるさいわね！このまま無職かウチに就職か選びなさいよ！」
「それは、就職だけど！」
「じゃあ、決定ね！明日、迎えに来るから荷物まとめといて！」

「あ、おい！…行っちまった…」

嘘だろ…
就職先が決まって良かったが…
結局、一緒に住む理由聞かせてもらってねぇし
まぁ、あいつのことだ、思いつきで行動してるだけだろう。

とりあえず、荷物まとめとくか…