ずるいのは… ページ19
side:me
石「…………」
姫「…………」
バレた……
いや隠してるわけではなかったんやけど。
姫「晴太郎…？」
石「俺やってまだふたりで出かけたことないのに…」
姫「たまたまコジくんと話してて、タイミングもよくてすぐに予定立てられてん」
石「………ふーん」
コジくんとふたりで出かけたのが晴太郎の耳に入ったみたいで、めちゃめちゃ拗ねてるねん。
晴太郎が知ったらこうなるだろうなぁとは思ってたんやけど……
石「なんでなん、俺も出かけたい、Aちゃんとふたりで」
ガチ拗ねやんこれ………
姫「晴太郎〜」
石「めんどくさって思ったやろ」
ムスッとしながらそう言う晴太郎。
かわいいなぁ。
石「Aちゃん？なにニヤニヤしとるの」
姫「あ、ごめんな？晴太郎怒るかもしれへんけど……なんか晴太郎かわいいな〜って」
石「なんやそれ……」
姫「そんなに私とお出かけしたいんや〜って思うと嬉しいな？」
石「めっちゃいきたいわ」
姫「ふふっ」
ｷﾞｭｰｯ
石「あっ、ご機嫌取りや」
姫「じゃあ離れる？」
石「嫌や、離れんといて」
姫「はい(笑)」
石「ほんまこういう所…ずるいねん」
姫「晴太郎とは服見に行きたいなぁ」
石「Aちゃんの服…選ぶ」
姫「はれたんお洒落やからな！選んで？」
石「ん、ええよ」
晴太郎はパッと私から離れて、じーっと顔を見つめてきた。
姫「どしたん？」
石「はぁ……」
姫「えっ？溜め息？！」
石「Aちゃんって、ほんまAちゃんやな」
姫「どうゆうこと？」
ニコッと笑った晴太郎は、また私にぎゅーっと抱きついてきた。
石「いじけてごめんなさい」
姫「ううん」
石「Aちゃん」
姫「ん？」
石「今度はひとりじめさせてな？」
ずるいのは私じゃなくて晴太郎やん。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 296人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るるぽん - 正門君との絡み良かったです！もっといっぱい正門君出してほしいです！ (2018年10月20日 11時) (
レス) id: c42a8fa214 (このIDを非表示/違反報告)
ｱ ﾘ ｵ ｶ ﾗ ｲ ｽ?(プロフ) - まちこさん» ありがとうございました！！ (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6d246c6cb1 (このIDを非表示/違反報告)
まちこ(プロフ) - S.Sさん» 読んでくださってありがとうございます！これからも頑張って更新していきますので、どうぞよろしくお願いします＼(^^)／ (2018年7月15日 18時) (レス) id: bf0fde170d (このIDを非表示/違反報告)
まちこ(プロフ) - みるく飴さん» そう言って頂けるのとても嬉しいです！これからもどうぞ楽しんでください(*^^*)よろしくお願いします。 (2018年7月15日 18時) (レス) id: bf0fde170d (このIDを非表示/違反報告)
S.S(プロフ) - 今回もとてもよかったです！！またリクエストさせていただくと思いますが、その時はよろしくお願い致します！ (2018年7月15日 17時) (レス) id: 229418f8a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まちこ | 作成日時：2018年6月17日 1時
